感情コントロールが苦手な、ADHDキッズとの心の距離は何センチですか?

怒りの悪循環
怒るADHDキッズといつも一緒にいるママは心身ともに疲れ切り、離れたいと思わずにはいられないかもしれません。そんな時には心の距離を取ることをお勧めします!うまく心の距離が取れると、ママが楽になり子ども達も変わっていきます!

育児担当はママが当たり前???

私はカナダに住んでいます。
育児に関しての考え方がカナダは違うなと感じる場面は多々あります。

 

 

例えば、学校への毎日のお迎えはパパとママと半々くらい!
カナダではママも出張に出かけます。

 

 

息子の同級生のママは1週間パパに子ども達を任せて出張に出るのが普通ですし、あるメークアップアーティストのママさんは映画撮影があると半年単位で家を空けると言っていました^^;

 

 

さすがにびっくりして子ども達は誰が面倒見るの??と聞いたところ「私の母や夫よ!」と答えてくれました。

 

 

「子ども達を連れて撮影現場のアメリカに母が来ることもあるの!」とも話してくれて国が変われば価値観も変わると驚いたことがありました。

 

 

そして私も年に2回ほど1週間単位で出張に出かけます。

 

 

夫がその間見てくれるのですが、最初から夫は協力的でしたし、親である自分が子ども達を見るのは当然だという考えです。

 

 

私がいない間も全く問題なく学校にも行き毎晩外食に行き楽しく過ごしていたようです^^;

 

 

母親が子どもを見るべきという考えはカナダにはなく、両親が協力して子育てをするのが当たり前なのがカナダの子育ての常識なんです。

 

 

子どもとの距離が近すぎて苦しかった過去…

私はカナダにいながら日本の子育て「しつけ」をしていました。

 

 

だから私の考え方は、どっぷり日本で子どもは母親が見て当たり前。

 

 

夫に扶養されている状態は私は好きではありませんでしたが、働いていないことに対して罪悪感を感じてはいませんでした。

 

 

だから私と息子達は常にベッタリ一緒、ママが全て世話をするのは当たり前でした…。

 

 

そして息子は思い通りにならないと怒りまくる、言うことは聞いてくれない、とにかく手がかかる子だったので私は疲労困憊で、ずっと子ども達から離れたいと願う毎日…。

 

 

離れたいけど子育てを辞めるわけにはいかないから離れられない…。

 

 

ベッタリすぎて苦しかったんです。

 

 

常に「母親やめたい…」「一人になりたい…」と願う自分が苦しくて、私は自分を変える決意をしました。

 

 

心の距離が私たち親子を仲良し親子に変えてくれた。

前はベッタリ親子でその距離感が苦しかった私でしたが、自分が変わろう!
子どものいいところを探せるママになろう!

 

 

そう決意してから私たち親子の距離間は変わり始めました。

 

 

その変化を感じ始めたのは発コミュを始めて肯定をしだしてからでした。

 

 

息子の怒る頻度が減り、いうことを聞いて動いてくれるようになったんです!

 

 

あれ?こんなに変わるの??というくらいの変化でした!

 

 

そうなった理由は、私が息子を客観的に見ることをし始めたから。

 

 

なんで!とイライラするのではなく、「この子は今これがしたいんだろうな、ならどうやって対応したらその気持ちをやるべきことに向けてくれるんだろう?」

 

 

そんな風に子どもを見るようになったから、子どもとの心の距離を保てるようになりました。

 

 

そして子ども達もママがいないとダメー!というような子達でしたが、ママが出張に出かけても落ち着いていられるほどに変化したんです!

 

 

そして私自身も子どもと物理的に離れるからこそ、子どものことを客観的に捉えることができ、子どもを想う自分の気持ちも再確認できると出張に行くたびに感じます。

 

 

子どもとの絆が距離を保つことで、より強くなった気がしています。

 

 

ママの期待値を下げる(心の距離を保つ)ことが困り事解決への道!

私は生徒さんにはいつもいつも肯定を入れてね〜!とお伝えしていますが、どんなに肯定を入れてもうまくいかない時があります。

 

 

どれだけ一生懸命否定をせずに肯定を入れても全然肯定が入っていかないただ一つの原因です。

 

 

それはママの期待値が高い時です。

 

 

要求量と言い換えてもいいと思います!

 

 

いっくら肯定を入れても、ママが「こうなって欲しい!」「私がこれだけ肯定を入れてるんだから変わって欲しい!」と思えば思うほど肯定が入らなくなっていきます…。

 

 

不思議でしょ?

 

 

「あれしなさい!」
「これしなさい!」
「これはやったの???」
だと子どもがイラついて動かなくなり怒ったりしてしまう。

 

 

それと同じことなんです。

 

 

言葉にしてないのに???と思われるかもしれません。

 

 

ですが、ADHDキッズ達にはわかってしまうことが多いんです。

 

 

ADHDキッズ達は察するということがいわゆるフツーの子に比べてできる子達です。

 

 

子どもは大人よりも勘が鋭いですし、凸凹の子はその中でもその傾向がもっと強い!

 

 

だからママが思っていることは察してしまうんです。

 

 

心の声が漏れていると思ってもらうといいかもしれません。

 

 

だからママが心の中で期待すればするほど、要求量を上げればあげるほど子ども達に肯定が
入らなくなってしまう…。

 

 

子どもからすれば、肯定が嘘っぽく聞こえるのだと私は思います。

 

 

だから期待値、要求量を下げることがとってもとっても大事になってきます!

 

 

この期待値が知らない間に上がってしまう人って実は結構多く、生徒さんの中にも結構いらっしゃいます。

 

 

お母さんが無自覚な場合が多いんですね^^;

 

 

だからどうすればいいのか?というと期待しないようにご自分に言い聞かせてください!!
とは言いません^^;

 

 

やってほしいことは、お子さんのできているところを見つけることを毎日3回してください♪

 

 

あ!この子こんなことができてる!

例えば…
・ニコって笑って挨拶できてる!

・ママに優しい声かけができてる!

・トイレに行ったらちゃんと
手を洗うことができてる!

 

そんなことを毎日毎日やってみてください♪

 

 

そうすると、自然にお母さんがお子さんとの心の距離感が取れるようになるので、お子さんは落ち着いていくはずです。

 

 

子どもとの時間が息苦しい、距離を置きたい、と思われたらこの方法を試してみてください♪

 

 

参考になったら嬉しいです!

 

執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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