癇癪が止まらない!叱らない子育てで癇癪がおさまります!

叱らない子育て

叱っても癇癪が止まらない…。

最近よくちまたのママの声を見るのですがそこでは『癇癪』という言葉をよく見かけます。
相談に来られる方からもとってもよく聞く言葉でもあります。

 

そしてこの『癇癪』ママ達をとことん追い詰めます…。
小さなお子さんだとお腹が空いていたり眠いタイミングでちょっとした気に入らないこと

「食べたいおやつと違った」
「好きなおもちゃを兄弟が触った」
「やりたいことを止められた」

で大癇癪を起こしたりしますし

 

年齢が上がってくると

「ゲームをダメと言われた」
「急な予定変更」
「宿題がわからない」

など日常的なタイミングで癇癪が起きるのでお母さん達は疲れ切って
いつの間にか癇癪を起こさせないように引き金を引かないように
我が子に気を使って気を使って過ごすことさえするようになります…。

 

そしてこれだけ気を使っていても癇癪が起きるとお母さんもイライラが止まらず大爆発!!
そして待っているのはまた怒ってしまったという後悔と癇癪を起こす我が子への失望感…。

 

私も息子の大爆発大癇癪に何度も何度も遭遇していますのでママ達の失望感や疲労感は
本当によくわかるんです。

 

火事を爆弾の爆風で消すじゃないですが子どもの癇癪を抑えつけるために
子ども以上の大声を張り上げて叱りつけていたことさえあります…。

 

ですがこれでうまく行った試しは一度もなく叱れば叱るほど子どもの癇癪はひどくなる…。
爆風で火事がさらにまたひどくなる感じ。

 

こうなるともうどうすればいいの???とお手上げ状態になります…
癇癪って本当疲れるし解決方法がなかなか見つからないからお母さん達は途方に暮れてしまいます。

 

癇癪が止まらない、むしろひどくなるのなんで???

私は感情コントロールを専門として活動していますがたくさんのお子さんを見ていて感じるのが
癇癪の大元の原因の一つが子どもの『誤学習』だということ。

 

『誤学習』とは文字通り誤った学習です。

 

ママの注目を間違った方法で取ることを子どもが覚えてしまっているということなんです。

 

過去にこんな生徒さんがいらっしゃいました。

 

3人兄弟の真ん中で上は聞き分けのいいお姉ちゃん下は生まれたばかりの赤ちゃん。
彼はママが大好きで大好きでだから注目が欲しくて欲しくて仕方がない。

けれどもママは赤ちゃんのお世話で忙しい…。

 

やるべきことをやらないといけない時は注目をくれるけどそうじゃないと兄弟に
注目を持って行かれてしまう…。

 

そんなママが注目をしてくれるときは癇癪を起こしている時。
だから彼はママの注目を得るために叱られても何がなんでもママの注目を得ようとしました。

 

癇癪がひどいからママもなんとかしようと必死になります。

 

だけど叱っても叱っても落ち着かせよう落ち着かせようと躍起になっても
癇癪はどんどんひどくなっていきます。

 

この状態が『誤学習』なんです。

 

子ども達は注目を引いてやろう!と思って癇癪を起こしているわけでは決してありません。
けれど結果的にそうなっている。

 

なぜなら無意識に叱られることをとってでも注目を得ようとするからです。

 

「誤学習」で起きる癇癪はカナダ式発コミュで見方を変えて解決!

私がママ達にやってもらっていることはとてもシンプルです♪
それは注目ポイントを変えてもらうこと!

 

子ども達にママはいいことをしている時に注目をするよ〜ということを伝えていくんです。
そのためにカナダの子育て法を使い叱らない肯定的な親子の会話でそれをやっていきます♪

 

私はカナダに長く住んでいますが子どもが道端で癇癪を起こしているシーンを
ほとんど見かけません。

 

見かけると「お!珍しい!」と感じるほどです。

 

私は日本では暮らしていないので逆に日本でどれだけ外で癇癪に遭遇するかは
わかりませんがネットなどからは多いのかな?とは感じます。

 

そして日本に帰ると感じるのはみんな忙しそうだなぁということです…。
カナダの子ども達も習い事の量はそこそこ多いですし働くママも結構多い。

 

けれどなんだかゆったりしているんです。
そしてその違いはなんだろう…と考えるとストレスレベルの違いだと考えます…。

 

日本と北米を比べれば働く環境や住環境などさまざまな違いがありますから
一概に何が原因とは言えません。

 

けれども一つの要因として私たち日本のママのストレスレベルが高い理由は
文化的背景、教育にあるのではないでしょうか?

 

私も含め日本の子育て世代のママ達は「しつけ」で育てられています。
できないところを常に常に指摘されて育ってきている世代です。

 

家でもそう、学校でもそう。できないところがあるのが当たり前。
滅多に褒めてもらえないのが普通…。

 

そして「謙遜」が日本の美徳の文化ですから「できないから〜」と人前で言うのも普通。
恐れずに言うのならみんなマイナスポイントを見るのが超絶得意なんです!

 

これカナダ人からすると理解不能・・・。

 

なんで?いいところたくさんあったほうがいいじゃん!
君はもっともっと自分のいいところを見た方がいい!とよく夫にも言われます^^;

これが大きな違いなんです。

 

だから本当は力があるのに本当はできる人なのにできないところばかりを
見る癖が私たちには根強く根強くついています。

 

そしてそれは子どもに対しても同じこと。

あれもできていない!
これもできていない!

お子さんのマイナスばかり見てしまうんです。

 

マイナスばかり見れば叱りたくなる、注意したくなるのは当たり前!!
けれども叱らない子育てが今強く言われているので我が子のできないところばかりが
目につくママ達はとっては叱らないのがとってもとっても苦しいんです。

だからストレスを感じてしまう…。

 

そしてできないところを指摘される子ども達もストレスが溜まっていきます。
だからイライラしてちょっとしたことに癇癪を起こしてしまう。

 

冒頭でお伝えしたように『誤学習』で癇癪を起こせばママ達がきてくれるのを
無意識下で知っているから癇癪はひどくなる一方なんです…。

まさに悪循環・・・。

 

だから私がお伝えしたいのはできないところを見るのをやめて
できるところを見るようにして欲しいんです。

 

それを可能にするのが私がお伝えしているカナダ式発達科学コミュニケーションなんです♪

カナダでは肯定的な会話で子ども達を動かすことをします。
この肯定的な会話がママ達の見るポイントを変えてくれます♪

 

できているところを見なければ子ども達を肯定することはできませんから
肯定をしようとすればするほどママ達は子ども達のできているところを
見ることができるようになっていきます♪

 

そうすると今までできないところばかり指摘されていた子ども達は
スゥッと落ち着いていきますし癇癪もおさまっていきます。

 

参考にしていただけると嬉しいです!

執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 

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