ADHDキッズの特性を知ろう!〜誤解されやすい子ども達〜

ADHDキッズ
見た目も話し方も普通なのに…行動だけが悪目立ちしてしまい、周りから誤解されていませんか?なんかうちの子ちょっと幼いかも?と思われたら、もしかしたらADHDの特性を持っているかもしれません。でも安心してください!お子さんの特性に合う対応をお母さんが知って、これまでと対応を変えることで、お子さんは落ち着いていきます!

誤解されるADHDキッズの特性

ADHDキッズってとっても誤解されやすい子ども達だということをご存知ですか?

 

・好き嫌いがめちゃくちゃはっきりしてるからワガママだと誤解される…
・興味がないとびっくりするくらいやる気が急降下するから根性がないと言われる…
・人を遮って話したり人の話を聞いてないから自分勝手だと誤解される…

 

小さい頃はまだキャラが立ってるで流してもらっていたことが
大きくなるにつれてみんなの目線が痛くなる
という経験をお持ちの方も少なくないと思います。

 

そして年齢が上がれば他の子との発達の差はどうしても出てきます。

 

なんかうちの子、幼いんですよね…。
と言われるお母さんがよくいらっしゃいますが
それはある意味発達の速度がゆっくりなまま大きくなってきているので
他の子と差が開いてくるのは当然なんです。

 

見た目も話し方も普通なのに行動が悪目立ちしてしまい誤解されて
いつもいつも叱られてしまうんです…。

 

 

そもそもADHDって何?

ADHDで有名なのが3大特徴の多動性・不注意・衝動性

 

ひとつずつお話ししますね!

 

多動性

まず多動は多活動。
常に体のどこかが動いているイメージです。

 

体が動いてしまう子もいれば、
口が動いてしまういわゆる「おしゃべり」と言われる子もいれば
うちの息子のように頭の中がいつもカシャカシャ動く、
一見静かだけれど頭の中が超多動の子もいます。

 

体が動いてしまう子は常にソワソワしていて座っていても
どこかしら動いている落ち着きがない子もここに含まれてきます。

 

こういった子はあえて動くことをさせてあげるということをカナダではしています。
多動の子を止めてしまうとストレスになって余計に動きが大きくなることもあります。

 

体をグネグネできる椅子だったり、手先を常に動かせるフィジットトイだったりを与えて
体を動かすことをあえて止めずに、動かしながら勉強に取り組ませることをします。

 

そのほうが集中できたりするんですね!

 

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不注意

そして二つ目!不注意です。

 

単純に忘れ物が多いとか、忘れっぽいとか、いろいろなところに気が行くので
すぐに気が散ってしまったりします。

 

ケアレスミスが多いのも、このタイプの特徴です。

単純な計算でも、数字を書く場所を間違えてしまい、計算結果がずれてしまったり、

答えを書く欄がひとつズレて、考え方は正しいのに「間違い」とされてしまうこともあります。

 

このタイプは過集中にもなりやすいので何かにのめり込んだら何も聞こえなくなったりもします。
多いのが一旦テレビやゲームなどがONになると気を取られて動きが止まります。

 

この不注意タイプは結構大人になってからも残ることが多いんです。
約束をうっかり忘れる、話を聞いてないから話についていけない、うっかりミスを連発する。

 

大人になってから使えない!とか言われて自信をどんどん無くすのがこのタイプです。

 

ADHDといっても多動性も衝動性もないければ不注意単体を持っている子は
いわゆるのび太くんタイプ。ぼーっとしてマイペースくんです。

 

 

衝動性

最後に衝動性。
このタイプは私のところに相談に来られる方が最も多いタイプです。

 

特性としては考える前に何かに触ってしまったり、
誰かが喋っているのに遮って喋ってしまったり、
何かをやりたい!と思ったら絶対にやらないと気が済まなかったり…。

 

トラブルを起こすのもたいてい衝動性を持っている子が多いです。
考えるより前に手が動いてしまうため、イラッときたらすぐに叩いてしまったりします。

 

そしてADHDと呼ばれる人たちはお伝えした3大特徴の多動性・不注意・衝動性を
全部持っていない人の方が実は多いんです。

 

うっかりが強いけど多動じゃないからADHDじゃないのか?
というとそんなことはなくて
多動じゃないADHDの子ももちろんいます。

 

そしてうちの子は目が合わないから、名前呼んでも返事しないから、自閉症かもしれない…
と思っていても、実は不注意傾向が強くてソワソワ気が散って目が合いにくいだけだったり、
単に過集中で耳に声が届いていないから、「呼んでも反応しない」なんてこともあります。

 

衝動性と多動性だけの子ももちろんいますし本当に人それぞれなんです。
凸凹キッズ達は脳の凸凹が人によって出方も違うから見極め方が難しいんです。

 

 

困り事はママの対応で変えられる!

ADHDキッズ達は正直育てにくい子が多いのが現実です。
けれどもお子さんのタイプをまず知って、
お母さんが「その子に合った対応」をできるようになることがとっても大事!

 

言ってしまえば発達障害であろうがなかろうがお子さんに合う対応さえできれば
お子さん達のストレスが落ち着いていきますから困った行動はなくなっていきます。

 

だからお母さん達に我が子の発達の専門家になってほしい!

 

それが私の願いでもあり
お母さん達に実際に「お子さん専門の支援者」になっていただいております。

 

怒る子はたいてい怒る原因はストレスです。
元々感情コントロールの苦手さを持っているところに、さらにストレスがかかって
イラっとしたら堪えられずに爆発して手が出たり暴言が出たりするからです。

 

ですがこのタイプは割と早い段階で落ち着く子が多いんです!

 

だからまず何よりも肯定をしてあげてストレスをやわらげてあげて
脳を発達させてあげると怒りをグッと自分で抑えることができるようになっていきます。

 

いかがでしたでしょうか?
うちの子ってどのタイプ?って考えていらっしゃる方もいるかなと思いますが
大事なことはお子さんに合う対応をお母さんが知って対応を変えることです!

 

参考になれば嬉しいです!

 

執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 

 

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