怒る子どもに、ママもイライラは実は脳の仕業なんです!
こんにちは!
毎日の子育て、本当におつかれさまです。
今日は怒る子にイライラが止まらないママにむけて書きますね!
ADHD傾向のあるお子さんと向き合うママに多いのが——
「怒る子どもに、自分までイライラが止まらない…」という悩み。
実はそれ、仕方ないことなんです。
なぜなら、子どもの感情は、親に“連鎖”するからなんです。
キャッキャと笑って遊ぶ子どもを見ると、つい笑顔になる。
だけど、キーッと怒る姿を見ると、ママのイライラメーターも一気に上がる!
そんな経験、ありませんか?
これは「共感性」といって、人の脳がもともと持っている働きです。
だから子どもの感情にママの心が揺さぶられるのは当然なんです。
けれども、一生懸命なママ達は「イライラしないように頑張ろう!」「もっと我慢しなきゃ!」と頑張るので、つらくなってしまうのも無理はないんですね…。
では、どうすれば感情に飲み込まれずにいられるの?
答えは——「肯定すること」です。
「わかってるよ〜」って思われたかもしれません、ですが実はこの“肯定”が、感情コントロールを育てる最重要カギなんです!
肯定がなぜ重要?カギは「脳の状態」にある!
ADHDキッズが「感情コントロールできるようになる」には、脳の発達が必要です。
そして、脳が育ちやすい状態ってどんなときかというと…
✅ 気持ちが前向きなとき(=ポジティブ)であって
❌ 萎縮したり緊張しているとき(=ネガティブ)ではないんです。
つまり、
叱る→ネガティブになる→感情コントロールが難しくなるという悪循環が起きてしまっていると、脳は育ちにくいということなんです。
しかも、叱られた子は脳の“凸凹”が出やすくなります。
たとえば:
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物忘れが激しい
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落ち着きがなくなる
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集中できない
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すぐ他のことに気を取られる
こんな困りごとがさらに目立ってしまうんですね。
だからその逆!
叱らず肯定 → ポジティブな感情になる → 脳が発達する→感情コントロール力が伸びるの好循環にしていきましょう!
そうすると脳がどんどん発達して、様々な困り事も落ち着いていきます^^
だからこそ、感情コントロールを伸ばしたいなら、“叱らずに肯定する”ことが大事なんです。
肯定の極意は「できてること」を探す習慣をつけること♪
って言われても、“肯定って難しい…” そう感じるママも、きっと多いはず。
それは、もちろんそうなんです!
今まで叱っていたのに、いきなり肯定なんてムリ!って思いますよね。
だからまずは「小さなできた」に目を向けてみてください。
「だけど、できてることなんてないよ〜!」そう思ったママにこそ伝えたい。
“できてること”って、ほんのささいなことでいいんです。
たとえば:
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朝「おはよう」と言えた
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ごはんを食べている
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お風呂で頭を洗った
これだけで、1日に3つも肯定の種が見つかります♪
肯定って、「あなたのこと見てるよ」「がんばってるの気づいてるよ」っていうサインなんです。
そしてその声かけが、子どもの心を“前向きモード”にしてポジティブな感情を作り出していきます。
実はこの「肯定の積み重ね」は、カナダの子育てではとっても自然なこと。
たとえば朝:
「グッモーニング〜!!」
「起きてくれてうれしいよ!」と、笑顔とハグでスタート。
公園で:
お菓子を食べてる子に「Yummy?」「Good〜!!」と笑顔で声をかける。
子どもが「ただそこにいる」だけで、たくさんの肯定が飛び交います。
そしてそれがお家でもできるのがカナダ式発達科学コミュニケーションになります!
私はこのカナダの子育てのエッセンスを脳科学をベースにした発達科学コミュニケーションに取り入れた「カナダ式発達科学コミュニケーション」をお伝えしています。
カナダ式発コミュを実践すると
・感情コントロールは、ママの声かけで伸びる
・イライラせずに肯定できるようになる。
・家庭の雰囲気は、毎日の声かけで変えられる
ことを実感されると思います。
そしてこれらを学んで実践すれば、怒りに巻き込まれない関わり方が自然と身につきます。
ママに心がけて欲しいのは「イライラしないようにしよう」と思うことではなく、「肯定できる材料」を探すこと。
それだけで、お子さんの脳の成長が促されて、やがて自分で感情をコントロールできるようになります。
参考にしていただけたら嬉しいです!
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)