「これって性格？わがまま？」いいえ、脳の凸凹です！
こんにちは！今日は“一番病”に悩むママへ、イライラせずに子どもの癇癪と向き合う方法をお伝えします。
そもそも「一番病」ってなに？というと
「一番になることに強くこだわり、勝てないとわかると癇癪を起こしたり、途中で勝負を放棄してしまう子どもの状態」
を指します。
そしてこれは、性格とかわがままに見られがちですが、脳の凸凹が関係しているかもしれません。
もし今、お子さんが
・「自分が一番じゃない」とわかると大泣き・暴れる
・負けそうになると怒ってゲームをやめてしまう
・自分より上手な子を見ると癇癪を起こす
という行動があるなら、是非ともこの記事を読んでみてください！
なぜ「一番病」が起こる原因
一番病の背景には、2つの脳の特性が関係しています。
1. 感情コントロールが苦手
ADHDタイプの子は感情コントロールが苦手な子が多く、ちょっとした嫌なことも、堪えきれずに爆発するように怒ったり、癇癪を起こします。
「一番病」の子は負けた悔しさをコントロールできず、周りをかえりみずに怒ってしまうんです。
2. こだわりが強い
「こうでなきゃイヤ！」という強い思い込みや完璧主義的な傾向があると、一番になれなかったという事実にこだわって、周りが見えなくなって癇癪が起こりやすくなります。
これらは、本人の性格ではなく脳の凸凹＝発達の特性によるものなので、叱っても言い聞かせてもなかなか変わってはいきません。
だからこそ、“叱って直す”のではなく、“脳を育てて変えていく”必要があるのです。
感情とこだわりは「脳の発達」で変えられる！
どうすれば一番病を卒業できるのか？
その答えは「脳の発達」です。
脳を育てれば、
・感情コントロール力が育つので怒りを自分で落ち着かせる力がつく
・こだわりが緩んでくるので、「一番」に固執しなくなる
・周りを見る力が上がってくるので行動をコントロールできるようになる。
つまり、一番にそもそもこだわらなくなり、癇癪自体も減っていくんです。
じゃあ、脳を育てるにはどうすればいいのか？というとお母さんの関わり方に“戦略”を持つことが大切です。
戦略といっても、そんなに難しいことではなく、お母さんに声かけの順番を覚えてもらうだけ♪
そこで、私がおすすめしているのが、「叱らないカナダの子育て」なのですが、これは子どもが気持ちよく行動するように促して脳を発達させるメソッドになります。
覚えてもらう順番は“肯定サンドイッチ”の声かけ！
肯定→指示→肯定
です！
ステップ1：まずは「肯定」
お子さんの行動や感情に、まずは共感や肯定を入れてあげましょう。
「一生懸命〇〇してるね！」
「今日、すごい頑張ってたね！」
ここで子どもの脳は安心し、次の言葉を受け入れやすくなります。
ステップ2：「指示」や促し
肯定で耳が開いたら、行動を促します。
「もう〇〇の時間だから帰ろっか！」
「〇〇してくれる？」
ステップ3：最後にもう一度「肯定」
行動できたこと、話を聞けたことにしっかりとポジティブなフィードバックをしてあげます！
「〇〇できたね！」
脳は行動をすることで発達をしていきます。
ですので、この“肯定サンドイッチ”を繰り返すことで、行動が増えて好ましい行動が定着し、癇癪を起こさずに考えて動ける子に変化していきます。
お子さんを変えるにはまずはママから！
そのために「戦略的に対応」することがとても大事になってきます♪
もっともっとお子さんに合う対応が知りたい！と思われましたら私のメルマガを読んでみてください^^
戦略的に子育てができるようになっていきますよ！
癇癪やこだわりが激しい「一番病」の子も、叱らず・責めず・戦略的に関わることで、必ず変わっていきます。
是非とも、トライしてみてくださいね！
執筆者：梅村やよい
（発達科学コミュニケーションマスタートレーナー）
