うちの子、ひょっとして発達障害?
「なんでうちの子は、こんなに手がかかるんだろう…」
「言っても伝わらない。叱りたくないのに、つい怒ってしまう…」
そんな風に感じる日、ありませんか?
それ、“ママのせい”でも、“性格の問題”でもありません。
実は、脳の発達の特性(凸凹) が関係しているかもしれないんです。
昨日は「ADHDタイプの子ども」についてお話しましたが、今日はちょっと扱いづらいと感じやすい、ADHD+ASD(自閉スペクトラム)傾向を持つ子ども についてお伝えしますね。
実は私のところに相談に来られる方の約9割がこのタイプ。
怒りっぽく、扱いにくいとママが感じやすいのが特徴です。

ADHD+ASDタイプの子が怒りっぽい理由
ASD傾向のある子は、ADHDの特徴に加えて
- 完璧主義
- 負けず嫌い
- 被害的に受け取りやすい
という特性を持っていることが多いです。
そして、共通しているのは「誤解しやすさ」。つまり、物事の受け取り方が独特 なんです。
よくある誤解の例
- 軽くぶつかっただけで「わざとぶつかった!」と怒る
- 「先生は僕にだけ怒る!」と感じる(実際はそうでない)
- 「ママのせいだ!」と本気で思い込む(しかも譲らない)
- 会話の一部だけを切り取って、「ママはこう言った!」と主張する
このように、思い込みを修正しにくいため、ママからすると「とにかく扱いづらい…」と感じやすいんです。
さらに、否定にとても敏感。
たった1の注意を「10の否定」と受け取って怒ってしまうことも。
このタイプは一番子育てが難しいタイプと言われています。
だからママが疲れてしまうのは自然なこと…なんですね。
親子関係でぶつかる場面が多く、どうしてもママが疲れを感じやすいんです。
ですが、それはママが悪いからではありません。
むしろ、頑張って関わってきた証拠!ママが努力しているからこそ、疲れてしまうんです。
ママも楽になる!
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怒りっぽい子が落ち着く育て方
このタイプの子どもは、脳の特性に合わせた関わり方に変えるだけで、1〜2ヶ月ほどでスッと落ち着くことが多いんです。
難しいことは必要なくて、ママの声かけを変えてあげるだけ♪
そこで今日からできる!実況中継の声かけ法をお伝えします♪
このタイプの子は、褒め言葉を素直に受け取りにくい 傾向があります。
なので、褒める代わりに「実況中継のように声をかける」ことが効果的です。
たとえば──
- 「手を洗ったね!」
- 「トイレ行ったね!」
- 「靴そろえたね!」
これは立派な肯定です(^^
肯定の目的は「ママがちゃんと見てくれてる」という安心感を与えること。
すると子どもの心がスゥッと落ち着いていくんです^^
私も経験者ですが、このタイプの子育ては決して楽ではなく、ママの心さえも不安定にさせます。
「私の育て方が悪いのかな…」
「私が叱るから怒るのかな…」
それは違います、ママは悪くありません。
怒りは子どものSOS、「わかってほしい」「安心したい」気持ちがあります。
それに気づいてあげられるママだからこそ、お子さんの成長をサポートできるんです。
📌「うちの子も当てはまるかも」と思ったら
この記事を保存して、「実況中継の声かけ」をやってみてくださいね。
参考になれば嬉しいです。
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)



