ADHDキッズがやらせようとすると怒る理由
「やってくれない」「言うと怒る」「反発される」——。
ADHDキッズのママなら、毎日のように感じるお悩みかもしれません。
実はこれ、子どもの脳の中の感情をコントロールを担当する部分の発達がまだゆっくりだからなんです。
嫌なことが起きたとき、私たち大人は「落ち着こう」「今は我慢しよう」と頭でブレーキをかけられます。
けれどもADHDキッズの脳は、まだそのブレーキ部分(前頭前野)が育ちきっていません。
だから、嫌な刺激があると感情が一気に爆発してしまうのです。

けれども大丈夫!
子どもの怒りは脳の発達の問題なので、脳の発達を加速させてあげることで、感情コントロール力を育ててあげることができます!
そして、ADHDキッズの脳を発達させ 感情コントロール力を伸ばすのに 欠かせないのが『行動力をアップさせる声かけ』です!
次の章でなぜ脳が発達するのかをお伝えしますね!
行動力が感情コントロールを育てる理由
行動力がアップすると、なぜ脳が発達するのか?
それは脳を使う範囲が行動を促すことでぐんと広がり、筋肉と同じで、使うほど発達していくからです!
例えばわかりやすく 筋トレで考えてみましょう^^
筋肉をつけるためには 私たちは走ったり、スクワットしたり 筋肉を動かすことで 筋力をつけていきますよね?
脳も同じで、体を動かしたり行動したりすることで、脳のさまざまな部位が刺激され、成長が加速するのです。
そして、脳が発達すれば感情をコントロールする力も一緒に育っていくので怒りっぽさが落ち着いていきます。
「だけど、行動ってどうやって増やせばいいの?」
そう思ったママ、大丈夫です。
特別なトレーニングは必要ありません。
ママの声かけだけで、子どもの行動力はぐんぐん育ちます♪
日常の中での一言が、お子さんの脳を優しく育てる最高の栄養になるのです。
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今日からできる行動力アップの声かけ
行動力を育てる声かけは、頑張らなくてもできるものばかりです。
毎日の中で少し意識するだけで、お子さんの脳がどんどん発達していきます。
ステップ① 指示は具体的に
「お茶碗をテーブルに並べてくれる?」
→ “何をどうしてほしいか”を短く伝えるのがコツです。
(✕「ちょっと手伝って」→ぼんやりして伝わりにくい)
ステップ② 終わったらすぐ肯定
「上手に並べられたね!」「助かったよ!」
→ できた瞬間にほめることで、「できた!」の経験が脳に記憶され脳がフッと伸びます。
ステップ③ 繰り返して習慣に
この声かけと行動を何度も繰り返すうちに、子どもは言われなくても動けるようになります。
そして、行動を通して脳がどんどん発達していくのです。
最初はママが声かけで行動を促しますが、続けていくうちに、子どもは自分で考えて動く力を身につけていきます。
すると、「怒らなくちゃ動かない子」が「言われなくても動ける」に変わります。
「やるべきことをやらない子」が「自分で動ける子」へと育っていくんです。
このようにお子さんの行動力は、ママの優しい声かけでどんどん育ちます。

焦らず、ひとつずつ。
その積み重ねが「怒らなくても動ける子」への大切な道になります!
もしこの記事が少しでも心に残ったら、感想をいただけると嬉しいです!
その小さなアクションが、次の希望の循環になります^^
是非とも参考にしてみてくださいね!
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)



