親子で感情コントロールを伸ばして、怒り育児を卒業する方法

感情コントロール
ADHDキッズの怒り問題解決は「子どもだけ」頑張らせるよりも、ママと子どもが一緒に感情コントロールを伸ばすほうが早く、楽に変化が起きます。本記事では、怒るADHDキッズの背景、ママの感情が苦しくなる理由、そしてカナダ教育の研究や発達科学コミュニケーションをもとにした解決策を優しく解説しています。

すぐ怒る子の子育てが苦しい理由

「どうしてうちの子はすぐ怒るの?」
「私の接し方がいけないのかな…?」

 

ADHDキッズの暴言・暴力の悩みは、ママ自身の感情もぐちゃぐちゃにしてしまいますよね。

 

実は、怒りが強いADHDキッズは“凸凹キッズの中でも一番子育てがむずかしいタイプ”。

 

だからママは疲れ、イライラしたり、涙が出てしまうことも、子どもに当たってしまうことだってあるんです。

 

 

ですが、それはママが悪いのではなく「脳の特性」が原因なんです。

 

私自身も、子どもの怒りに毎日飲み込まれ、
「母親やめたい…」
「日本に帰りたい…」
そんな気持ちになったこともありました。

 

けれども、ADHDキッズの感情コントロール支援に関わり4年、200人以上の親子を見て気づいたのは——

“ママ自身の感情が苦しいままだと、子どもの感情も育ちにくい” という現実でした。

 

だから、ADHDキッズの子育てに苦しんでいるママにはまずは「ママが悪いわけじゃない」と知ってほしい。

怒りっぽさは育て方ではなく“脳の特性”から来ています。

 

そしてママと子どもが一緒に感情コントロールを育てる方法に変えるだけで、心が少し軽くなり始めます。

 

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親子で感情が揺れやすくなる本当の理由

ADHDキッズは刺激に敏感で、思い通りにいかないと怒りが“爆発”しやすい特性があります。

 

すると、ママもその怒りに引っ張られ、

「叱っちゃいけない…でもイライラする…」
「肯定したいのに、どうしても気持ちが追いつかない…」

そんな“心の二重負担”が起きてしまいます。

 

この状態で子どもの感情コントロールを伸ばすのは、正直とても苦しいのです。

 

実は私が大きく変われたきっかけは、カナダの教育と文化の中で生活していたこと。

カナダには

「ミスしても大丈夫」

「完璧じゃなくていい」

「あなたはあなたで素晴らしい」

という肯定文化が根付いていて、大人も子どもの存在そのものをまるごと受け止めてくれます。

 

この環境のおかげで、私は「叱らず肯定」を無理なくできるようになり、自分の感情コントロールも自然と整っていきました。

 

カナダ教育では、
“心=脳の土台を育てる” 肯定アプローチが徹底されています。

 

発達科学コミュニケーションも同じく、肯定の声かけでこの土台を育てます。

 

この土台が育つほど、怒りのコントロールが自然にできるようになり、ママ自身の感情の揺れも小さくなっていきます。

 

 

怒り問題解決するには親子で感情コントロールを伸ばす!

子どもだけを変えようとするより、“ママと子どもが一緒に” 感情コントロールを育てるほうが早くて楽なんです。

 

なぜなら、ママが安定すると子どもは怒りにくくなり、肯定の声かけも無理なくできるようになるから。

 

私は今、カナダ教育と発コミュの知見を組み合わせ、ママの感情コントロール支援もNicotto講座で行っています。

 

講座ではこんな声をいただきます。

「できてない自分を責めなくていいと思えた」
「子どもも変わるし、自分も楽になる気がした」

ママが自分を肯定できるようになると、感情コントロールは驚くほど育っていきます。

 

今日からできる小さな3つのステップをお伝えして終わりにしますね!

1. 自分の感情を知ること

(例:今日はいつもよりイライラしやすいかも。“疲れ”が溜まってるな)

 

2. 自分の感情を肯定する

(例:今日は仕事で疲れたし、イライラしやすいのかも)

 

3. 感情が落ち着くことをする

(例:子どもが怒っていたら誰かに任せて自分は離れるなど危険のない範囲で距離を置いてみる)

 

ママの毎日は本当に頑張りの連続です。

 

特に怒るADHDキッズの育児はかなりの忍耐が必要です。

 

ですが、その怒り育児から抜け出したいと願うその気持ちが、もうすでに「変わり始めているサイン」!

 

親子で感情コントロールを育てれば、穏やかな時間も、自由に旅する未来も、必ず手の届くものになります。

 

参考になれば嬉しいです!

 

執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 

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