感情を抑えても上手くいかない理由
「なんでこんなにだらしないの!」
「なんでやるべきことをやってくれないの!」
「なんでこんなに怒るの!!」
毎日こんな気持ちがあふれて、怒っちゃいけないのは分かっているのに、つい爆発してしまう。
そのたびに「私、ダメな母親なのかな…」と落ち込んでしまう。
ですがそれはママが悪いわけじゃないんです。
怒るADHDキッズは、ストレスに弱く、感情コントロールが苦手という脳の特性”があります。
そして行動面でどうしても目立つ彼らは叱られることが多く、ストレスを溜めやす炒め、イライラしてすぐに怒ってしまいます。
だから、育てるママも疲れ切ってしまう…。
けれどもママはお子さんを改善させたいから、「怒っちゃいけない」「肯定しなきゃ」と一生懸命感情を抑えようとします。
それがママにとっては逆効果で、ママの心の中で負荷がどんどん積み重なり、余計に苦しくなってしまいます。

感情を“否定すると悪化する”脳の仕組み
ある研究によると、
ストレスにイライラするのではなく、その感情を肯定的に捉えるマインドに変えたらネガティブな影響が23%低減した。
負の感情(ストレス)を言語化(肯定)すると、怒りや不安の感情を生む脳の部分が落ち着き、理性的な感情を司る部分が活性化する
という結果が出ています。
つまり、
感情を抑える → 脳が暴走
感情を肯定する → 脳が落ち着く
という、とてもシンプルな仕組みなんです。
私はこれまで200人以上のママとADHDキッズの感情コントロールをサポートしてきましたが、いつも感じるのは——
“怒る子どもを育てるママほど、自分の感情も苦しんでいる”ということ。
ママが自分を責めて、感情を抑えようとすればするほど苦しくなってしまう。
ですので次に感情を肯定して落ち着かせる方法をご紹介しますね!

感情を“肯定”すると親子の脳は落ち着く
さて、どう感情を肯定するのか?
どんな場面で使えるのか?
それをわかりやすく説明しますね。
これは私も過去にやっていましたが、「とてもラクになった方法」です。
Nicotto講座でもママたちから「これだけでイライラが減った!」とよく言われますので参考にしてみてくださいね!
▼肯定の仕方(例)
例えば、子どもが「今日のごはん嫌い!食べない!」と怒ったとします。
その時の、ママの心の中はーー
「ムカつく!食べなくていい!!」となるのでないでしょうか。
そしてこう感じることは悪いことでも何でもありません。
ここで“感情を肯定”していきます!
① 自分の気持ちを言語化する
「せっかく買い物して、喜ぶかなって思って作ったのに…悲しい。」
「一瞬で拒否されて辛い…そりゃムカつくよね。」
② 感情が落ち着く
脳がスゥッとクールダウンします。
③ 理性的な自分が戻る
「この子、最近イライラ多いな…ストレスかな?」
「ちょっと注意深く観察してみよう」と“考えられる”状態になる。
この流れを繰り返すと、ママ自身の感情コントロール力が伸びていきます。
▼子どもの怒りにも「肯定」が効果的♪
ADHDキッズがカァッと怒っているときは、言葉が届きません。
ですから、まずは怒りが収まってから——
「落ち着けたね」
「〇〇がイヤだったんだね」
すると子どもはママの言葉と受け入れ、こうやって言えばいいんだとママの声かけからどう伝えればいいのかを学びます。
すると子どもは“怒りを言葉で伝えられる”ようになっていきます。
つまり、親子で感情コントロールが育つわけです!

ママは毎日毎日、本当に頑張っています。
怒りを抑えようと苦しんできたのも、本当は子どもを大切に思っているからこそです。
ですから感情を抑えるのではなく、その気持ちを肯定してあげてください。
その積み重ねで、親子の毎日は必ず変わります。
参考になったら嬉しいです!
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


