日常生活の困り事で多い、寝る時間を守れない…
ADHDタイプによくあるのが時間での切り替えが苦手…。
宿題をするのも、ご飯に来るのも、お風呂に入るのも、寝るのも
ぜんっぜん!サッと動いてくれない!!
こんなお悩みを抱えているADHDキッズママはとっても多いんです。
毎日のことですから日常生活がままならずお母さんのイライラも止まらない。
お母さんが叱ることをやめられない大きな要因でもあります。
こうなってしまう原因は何かといえば彼らの脳の凸凹が原因です…。
ADHDキッズ達に共通するのが時間での切り替えが苦手。
ADHDキッズ達は何か一つのことに集中すると時間も忘れて没頭する傾向があります。
そして嫌なことをするのがとっても嫌だという傾向も持っているので面倒くさいことは先送りにしようとします。
だから動いてくれないんです。
だから寝るのも遅くなってしまうことが多い。
じゃあ「リベンジ夜更かし」って同じ?というとちょっと違います。
『リベンジ夜更かし』って何?
ADHDの人が陥りやすい寝不足の原因とも言われている「リベンジ夜更かし」。
それは何かというとやるべきことで日中時間を取られてしまった!という思いから自由時間を取り戻そうと夜遅くまでゲーム、動画視聴、ネットサーフィンなどしてしまう行為のことをいいます。
この根本の原因はやるべきことに時間を使ったストレスだと言われています。
これ実はADHDキッズにも当てはまる行為です!
ADHDタイプの子は学校や宿題などやりたくもないけれど”やるべきこと=嫌なこと”に時間を割くことが嫌で嫌で仕方がない子達です。
やるべきことをやる!ということからストレスを感じやすい子たちなんです。
心当たりはありませんか?
家に帰った途端ゲームをやりたがる。
やりたくないことは全て後回しにしようとする。
これはまさに学校という楽しくもないけれども行かないといけないことに時間を取られ、さらに学校では退屈な興味のない勉強をさせられストレスが溜まっている状態です。
だから家に帰ると「やりたいことをやらせろ!」状態^^;
私たち親からすればやるべきことをやってからやりたいことをするのが当たり前のことでしょ!
「何甘いこと言ってんの!」と言いたくなってしまいます…
相談に来られるお母さんたちからよく聞く
・約束を守らない!
・すごく自分勝手!
・家族のことを考えない!
などというお悩みはお話した傾向をADHDキッズ達が持っているためなんです。
とはいえ、子どもたちが動かない原因がわかったからといって毎日の生活はやっていかないといけない。
だからお母さんたちは叱ってでもやらせようとする。
けれども子どもは反発する。
となって怒りの悪循環にハマっているご家庭も多いと思います。
こうなるとどんどん状況は悪くなるので不登校だったり学校で荒れたりゲーム依存になったり…
抜け出せない沼にハマっているような気さえするかもしれません。
ですが解決策はあります!
これどうやって解決するか?をこれからお話させてくださいね!
問題解決の鍵はストレスを緩めてあげる!
できるだけストレスを減らすことをしてあげる!
これが一番効果があります。
宿題がストレスならば宿題の量を減らすことを先生にお願いしてみるとか、子どもが疲れてきたら宿題の答えをママが教えてあげちゃうとか。
学校自体がストレスなら週に一回休息日で休ませてしまうとか。
習い事の数が多いなら少し減らしてみるとか。
やるべきことにストレスを感じる子達だからやるべきことを減らしてあげることで解決をしていきます。
我が家もこの対策はとっていて基本の勉強の理解ができているならよし!
宿題も最低限であとは息子の判断にまかせています。
学校も疲れてきたらお休みをさせています。
息子も学校でずっと座っていないといけなかったり、騒音だったり、集中すべきことの多さだったりで他の子が普通にやっていることが辛くなってしまう子です。
だから疲れたら時々おうちで休憩。
そうするとほぼほぼ次の日は元気に学校に行きます♪
甘やかしているように見えるかもしれません。
けれどやるべきことをストレスに感じてしまう子たちは、彼らなりにみんなと同じようにできない自分に苦しんでいます。
だからせめて親だけはそれを理解してあげてストレスを和らげてあげて生きにくい人生を少しでも楽にしてあげたいと私は考えています。
この考え方は賛否両論だと思っています。
少しでも多くのADHDキッズのママたちに理解していただけたら嬉しいなと思います^^
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)