怒りやすいADHDキッズを前に、ママのイライラが止まらなくなるのは、性格や努力不足ではありません。それは子どもの感情がママに自然と伝わる、生理的な反応。この記事では、叱る悪循環から抜け出し、親子の空気をやさしく変えていく「肯定」の考え方と、今日からできる具体的な実践方法をお伝えします。
怒るADHDキッズの子育てでイライラするのは、あなたのせいじゃない
怒るADHDキッズに向き合っているママに、ほぼ必ずついてくる悩み。
それは「私もイライラが止まらない…」という気持ちです。
子どもがキャッキャと楽しそうに笑っていると、ママの表情も自然とゆるみます。
一方で、キーっと怒る姿を目にした瞬間、胸の奥がギュッと苦しくなり、イライラが一気に込み上げてくる。
思い当たる場面がある方も多いのではないでしょうか。
これは、ママの心が弱いからではありません。
子どもの感情がママに連鎖するのは、人としてとても自然なこと。
ある意味、生理的に起きる反応なので「仕方のないこと」なのです。
だから
「イライラしないようにしましょう」
と言われても、できない自分を責めてしまうだけ。

そこで今日は、
イライラを無理に消そうとしなくていい方法、
そして何より大切な考え方をお伝えします。
ADHDで怒る子の悪循環を断ち切るカギは「肯定」
その最重要キーワードが
「肯定」 です。
「それ、もう知ってる…」「褒めればいいんでしょ?」
そんな声が聞こえてきそうですね。
けれども、この「肯定」には、子どもの未来を左右するほど大きな力があります。
私たちは、子どもの脳の発達を通して、感情をコントロールできる力を育てていきます。
脳が育ちやすいのは、気持ちが前向きで安心している状態。
反対に、否定や緊張が続くと、脳は育ちにくくなります。
叱られると、子どもは心が縮こまります。
気持ちはネガティブになり、コンディションが下がってしまう。
すると
・忘れっぽくなる
・じっとしていられない
・集中力が落ちる
・気が散りやすくなる
・怒りっぽくなる
こうした脳の凸凹からくる行動が強く表れやすくなります。
その結果、また叱られる。
このループに入ってしまうご家庭は、実はとても多いのです。
怒る回数は減らない。
感情コントロール力も育たない。
ママも子どもも、どんどん苦しくなってしまう…。
この流れを変えるために必要なのが「肯定」です。
子どもと一緒にママの感情コントロール力も伸ばす!
1分で怒りを落ち着かせる子にする!ママの教科書です!
↓↓↓
今日からできる、怒る子への肯定の極意は「できている所を見ること」
とはいえ、今まで叱ることが多かったのに、急に肯定しようとするのは簡単ではありません。
そこでお伝えしたいのが、肯定の極意。
それは
「できない所」ではなく「できている所」を探すこと。
できない行動を見ながら肯定しようとするのは、とても苦しい作業です。
「できている所なんて見当たらない…」
そう感じるママもいるかもしれません。
私がお伝えしている「できていること」は、
日常生活レベルの、本当に小さなことです。
たとえば
・「おはよう」と言えた
・ご飯を食べている
・お風呂で頭を洗えた
このくらいで大丈夫。
そうすると
「おはよう」って、笑顔で返せるようになります。
「ご飯食べてるね」と声をかけられます。
「頭洗って、きれいになったね」と認めてあげられます。
これだけで、1日に3つも肯定が生まれます。
肯定は
「あなたのことをちゃんと見ているよ」
というメッセージ。
そのメッセージが積み重なるほど、子どもの心は少しずつ前向きに整っていき、怒ることも減っていきます。

カナダでは、こうした肯定が日常に自然と溶け込んでいます。
朝の「おはよう」は、明るい声と満面の笑顔。
お菓子を食べている子に顔を近づけて「おいしい?」と聞き、「Good!」と一緒に笑う。
肯定が、特別なものではなく空気のように存在しているのです。
そして、そんな関わり方をおうちで再現できるのが、私がお伝えしている発コミュ。
カナダの子育てを、日本の家庭でも実践できる形にしたコミュニケーションです。
おうちの空気が少しずつやわらぎ、
親子の笑顔が増えていく。
この手紙が、あなたとお子さんの毎日に、
やさしい変化を届けられたら嬉しいです💌
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)




