小学1年生の息子、癇癪を起こすことが増えていく…。
小学1年生になった息子。
毎朝校門が開く時間に登校し、自分で下校し、学校から問題行動の電話がかかってくることもありませんでした。
しかし、おうちでの癇癪は激しくなっていました。
弟に一方的に当たってしまうような場面も増え、兄弟喧嘩が絶えないので、その対応で私も疲労困憊。
体も大きくなり、力もついてきた息子から、次男を守ろうと、一生懸命押さえつけて乗り切っていました。
癇癪を起こしながら、どこか苦しそうにも見える息子に、どうしてあげたらいいのかわからず、胸が痛んでいました。
今思うと、息子に必要だったのは、兄弟喧嘩に介入することでもなく、息子の体を押さえつけることでもなく、息子のストレスを抜いて、脳を発達させるコミュニケーションだったんです。
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「外ではいい子」、おうち癇癪を起こす原因とは?
外ではいい子なのに、おうち癇癪を起こす子は、周りからの情報や感情のインプットに敏感な一方、自分の感情のアウトプットが苦手な子が多いんです。
ADHD×ASDキッズは、日常生活の中で、過度に刺激を受け取ってしまいます。
例えば、先生から怒られている子を見るだけで、大きな不安や恐怖を感じてしまったり、お友達が何気なく言った一言に傷ついてしまったり。
特に慣れない環境では、見るもの全てが新しいので、インプットする情報がたくさん!
ADHDの不注意や衝動性から、ついいろんなものに目移りしてしまう反面、先生のお話に集中しなければいけない、というプレッシャーもあり、脳にストレスがかかってしまいます。
周りからのインプットに敏感な一方、自分の感情にはとても鈍感。
感情のアウトプットが苦手なため、自分の思いをうまく表現できず、ついついガマンしてしまうことも、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまう原因になっています。
自己主張がうまくできず、お友達を優先しすぎてしまい、ストレスが溜まりがち。
そして、そのストレスを言葉で表現して発散することが難しいため、激しいおうち癇癪を起こしてしまいます。
そんな子には、「叱らないカナダ式子育て」で、ストレスを和らげてあげましょう!
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おうち癇癪を根本的にゼロにするには「叱らないカナダ式子育て」
「叱らないカナダ式子育て」では、ポジティブな感情で過ごす時間を増やしていくことで、脳が発達するので、おうち癇癪を根本からゼロにすることができるんです!
おうち癇癪が頻繁に起きているということは、子どもの脳に過度なストレスがかかっているという現れ。
そんな時は、肯定的な関わりを心がけましょう。
周りの感情に敏感なADHD×ASDキッズには、「3S」を意識してコミュニケーションを取ると、ストレスがスッと和らいでいきます。
SMILE(笑顔で)
SWEET(優しい声で)
SLOW(ゆっくり・間をとって)
同じ声かけでも、この3つを意識するだけで、脳がポジティブな情報としてインプットするので、子どものストレスを緩和することができます。
おうち癇癪が激しくなっている時は、子どものストレスが限界に近づいているというSOS。
「3S」を意識した肯定の関わりで脳に過度にかかっているストレスを緩和し、おうち癇癪を減らしていきましょう!
執筆者:大谷むつみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)