外ではいい子、優しすぎてもう限界?!
外ではいい子で優しく、おもちゃを譲ったり、他の子を気遣ったりできる。
それなのに、おうちではすぐに癇癪を起こすし、きょうだいのおもちゃを取ってしまったり、暴力をふるってしまったり、といった行動に困っていませんか?
うちの長男が、まさにそんなタイプ。
外では、他の子がケガをしたり、困っている様子だったりすると、人一倍心配して、何とかしてあげようとします。
一方おうちでは、ついカッとなって、弟に一方的に当たってしまうといった毎日でした。
おともだちとのトラブルはほぼないので、その点は安心できるものの、兄弟喧嘩が多すぎて、その対応に疲れ果てていました。
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感情の「過敏さ」も「敏感さ」も脳の凸凹が原因
外ではいい子にできるのであれば、家でも暴れず優しくしてほしいな、と思ってしまいますが、外で優しいことも、おうち癇癪を起こすのも、実は脳の凸凹が原因である可能性があります。
脳の感情を司る部位は、感情の「インプット」と「アウトプット」の両方の働きをします。
そして、この部位の発達が遅れている場合、
感情をインプットする力が強い(=人の気持ちに敏感)
なのに
自分の気持ちをアウトプットするのが苦手(=自分の気持ちに鈍感)
といったことが起こることがあります。
つまり、外で周りの気持ちを気にしすぎて、「嫌だな」「疲れたな」と思ってもガマンしてしまう。
そのガマンが知らず知らずのうちに大きなストレスとなり、家で爆発するため、おうち癇癪を起こしてしまうんです。
おともだちに優しくできる、という長所は残しながら、外でストレスを溜めにくくし、おうちで癇癪を起こしにくくするためには、脳のアウトプット力を鍛える関わりをしていきましょう!
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「感情」を育てるコミュニケーションとは?
外で優しすぎて、おうち癇癪を起こす子は、感情の出し方を知らないだけなんです。
だから、お母さんが感情の出し方の見本になるコミュニケーションをしていきます。
カナダのお母さんたちは感情表現が豊か!
ジェスチャーや顔の表現も使って、全身で感情を表現していきましょう!
\ ポジティブな感情もアウトプット! /
✅ 嬉しいときは「やったー!」と声に出す
✅ 成功したらハイタッチ!
✅ 「楽しいね!」と笑顔で言う
\ ネガティブな感情も伝えてOK! /
✅ 「ママ、ちょっと疲れたから5分休憩するね」
✅ 「さっき悲しかったけど、こうしたら気持ちが楽になったよ」
こんなふうに、気持ちを言葉にする姿を見せるだけでOK。
ママのアウトプットを見て、子どもも「気持ちを出していいんだ!」と学んでいき、感情のアウトプットが上手になっていきます♪
執筆者:大谷むつみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)