頻発するきょうだい喧嘩! 「お姉ちゃんを注意してよ!」と癇癪を起こしていたADHDタイプの息子が 落ち着いたたったひと言

ADHDキッズ
激しいきょうだい喧嘩が続いて、ついイライラしてしまうママに試してほしい!ADHDタイプの子どもが落ち着くために効果的な「声かけ」をご紹介。喧嘩の中でも「できたこと」を認めるだけで、癇癪がピタッと止まる理由とその方法を伝授します!

激しいきょうだい喧嘩に癇癪・・もう限界!

ADHDタイプの小1の息子と小4の娘。
わが家の激しいきょうだい喧嘩は、毎日のように起こっていました。

 

・背中への飛び蹴り
・リモコンを投げてテレビが壊れる…
・「バカ!もう大っ嫌い!」と怒鳴る

「きょうだいって、喧嘩するものだよね?」
そう思っても、あまりに激しい喧嘩が続くとイライラも限界になり、
つい怒鳴ってしまうことが増えていきました。

 

 

特に息子は、喧嘩のたびに
「お姉ちゃん大っ嫌い!お姉ちゃんのこと注意してよ!」
と大泣き&大暴れ。

 

物を投げる、ドアをバン!と閉める、泣き叫ぶ…。
手がつけられず、どうしたらいいのか本当にわからない。

 

「穏やかに過ごしたいのに…」

 

怒らないようにしよう!と心に決めても、また激しい喧嘩が始まります。
落ち着いて言い聞かせてみても通じない。
怒鳴って喧嘩を終わらせるしか方法はありませんでした。

 

こんな毎日に、私はヘトヘトになっていきました。

 

なんでこんなにすぐ爆発しちゃうの?

息子のようにADHDタイプの癇癪を起こしやすい子どもは
「気持ちを落ち着ける力」がまだ育っていないんです。

 

・思い通りにならないと、「どうしたらいいかわからない!」とパニックになる
・急な変化に弱く、予想外のことが起こると感情があふれる

 

さらに、「落ち着いて話を聞く」「ガマンする」ことも苦手。
何か嫌なことがあると、ドーン!と爆発してしまいます。

 

そして、考える力が発達していると
「こうしたい!」という気持ちが強い分、
思い通りにならないことが増えて、イライラしやすくなります。

そんな子どもをよく観察すると、
「どんな言葉をかければ安心できるのか」が見えてきます。
では、どんな声をかけたらいいのでしょうか?

 

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③ 「できたこと」を認めると、癇癪がピタッと止まる!

なぜ癇癪が怒ってしまうのかを知り
声かけを変えただけで、ADHDタイプの息子の大荒れが
ピタッと止まったことがありました。

 

喧嘩が始まり、息子が大泣きしながら
「お姉ちゃんのこと注意してよ!」と訴えてきました。

 

そこで、いつもなら「何したの?!」と問い詰めたくなるところ。
その言葉を飲み込んで、自分の気持ちを落ち着かせてからこう言いました。

 

「蹴られたのに、やり返さなくてえらかったね」
すると、息子は「うん…」とうなずき、泣き止みました。

 

その後も「やり返さなかったのって、えらかった?」と何度も私に確認してきます。
「うん、えらかったよ」と伝えると、満足そうに落ち着いていました。

 

 

「できたこと」を認められると、子どもは安心して気持ちが落ち着きます。
「やり返さなかったことは、すごいことなんだ!」と気づくことで
自信もついていきます。

 

これまで私は「ダメな行動をやめさせること」に意識が向いていました。
ですが、喧嘩の中にも、「この子ががんばったこと」に目を向けることが大事だったんだと気づきました。

 

この声かけを続けるうちに、喧嘩の回数が減り
息子も「やり返さなかったよ!」と嬉しそうに報告してくれるようになりました。

 

喧嘩のたびに「またか…」とイライラしたくなってしまいますが、
「ほめポイントを見つけるチャンス!」 と捉えて、ぜひ試してみてくださいね♪

 

執筆者:彩野紗江
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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