怒るADHDキッズが1分で落ち着く子になる2つのポイント
「怒る」「暴言」「手が出る」「物を投げる」——
毎日のように繰り返されるお子さんの爆発に、心が折れそうになることはありませんか?
「どうしてうちの子はこんなに怒るの?」
「叱っても効かないし、優しくしても伝わらない…」
そんなふうに感じているママは本当に多いです。
ですが実は、怒る子が“1分で落ち着ける子”になるたった2つの方法があります。
それが
- 叱らない
- 肯定的な声かけ
この2つを意識するだけで、段階的にお子さんの怒りを落ち着け、感情コントロールを伸ばすことができます。
今日は、実際に変化が起きた10歳の男の子の事例を通してお話ししますね。
怒りの裏にあるのはADHDキッズならではのストレス…
この男の子は、とにかく怒りやすく、暴言や妹への暴力もありました。
怒ると物を投げ、友達にまで手が出てしまうことも。
お母さんはグッタリした様子で
「1日中、暴言を吐いたり 物を投げたりと暴れています…。」
とご相談に来られました。

実は、このように怒りが強いADHDキッズのほとんどが、ストレス過多の状態にあります。
なぜなら、彼らは行動が目立ちやすいため、日常的に叱られたり注意されたりすることが多いからです。
そして、もともと感情のコントロールが苦手で、衝動性が強い傾向もあるため、「叱られる」「注意される」という刺激が重なると、心のコップがすぐに溢れて大爆発してしまうのです。
彼のお母さんは「悪いことをしたら注意しなきゃ」と頑張っていました。
ですが、その“正しさ”が実はお子さんのストレスを増やし、悪循環をつくっていたのです。
否定を減らして、肯定を増やすだけ!!
そのためお母さんには、「叱る・注意する」をいったんお休みしてもらいました。
(※講座では、叱らずに伝える方法も一緒にお伝えしています)
代わりに、「肯定の声かけ」をグッと増やしてもらったんです。
🌱1ヶ月目:親子喧嘩がなくなった!
「悪いところは 叱らなくていいんだ! と思いました!」とお母さんは笑顔で 教えてくれました♪
これは1ヶ月目に否定が減り肯定の声かけが増えたため、脳のストレスが落ち着き お子さんがイライラすることが グッと減ったんです^^
この状態になると 脳の発達が加速する状態になるためここで脳を発達させるステップに進みます。
🌷2ヶ月目:学校の行き渋りがなくなった!
このステップに入ると子どものやる気が上がってきます。
ですから2ヶ月で 学校行きたくないけど行こうかなと気持ちが変わり、行き渋りが解消しました!
🌈3ヶ月目:感情コントロール力が育ってきた!
お母さんは、暴言・暴力が 目に見えて減りました!
イライラする沸点が 大分高くなったように思います。
イライラしてしまったときも、 時間をおいて 自分で落ち着いて謝れるようになりました! と晴れやかな笑顔で 教えてくれました^^
子どもの脳は3ヶ月目に 発達をし始めるため 3ヶ月後に感情コントロール力が育ち イライラしても 自分で落ち着けるようになりました!
✈️半年後:家族で1週間の旅行へ。
以前は怒りで外出もままならなかったのに、
「こんなふうに旅行に行けるの 今までなかったから本当に楽しかった!」
とお母さんは話してくれました^^
「ただただ純粋に楽しかった! 家族の絆が強まった気がします!」とも❤️

この変化のきっかけは、「悪いところは叱らなくていい」とお母さんが気づいたことでした。
だから、お母さんも変に頑張らなくても肯定を入れることができたんだと思います。
そしてお子さんが 落ち着いたため、肯定が入れやすくなり あとは歯車が回るかのように 親子関係も子どもの心も整っていくのです。
怒る子の子育ては心を消耗してしまうこともよくあると思います。
ですが、落ち着いてまずは肯定をやってみてください^^
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです♪
また、あなたのお子さんの具体的な状況に合わせた対応を知りたい場合は、個別相談でお話ししましょう。
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


