ADHDキッズが自信を失ってしまう前にやってあげたい肯定的な関わり方

感情コントロール
元気いっぱいでちょっと自己中心的に見えるADHDキッズ。実は自信を失いやすいという一面も持ち合わせています。自信を失うと発達が遅くなったり、やる気を失ったりと負のループに陥りがちです。自信を失う前の肯定的な関わりが重要になってきます!

元気に見えるADHDキッズが自信を失っていたら危険信号

 
 
ADHDタイプのすぐ怒る子は元気いっぱいで、自分がやりたい!と思ったことをやり通そうとする子が多いです。
 
 
ですから周りからするとちょっと自己中心的で感情の起伏がはげしく、時に『ジャイアン気質』に見えてしまうこともあります。
 
 
しかし意外にも「僕はダメだ…」と自分に自信を失っている子も多いのです。
 
 
 
 
もしもお子さんが「僕はダメな子…」という気持ちを言葉にするようになったらそれは危険信号。
 
 
かなりの自信を失っている状態かもしれません。
 
 

自信を失うと危険な理由

 
 
ADHDタイプの子が自信を失うと危険な理由が2つあります。
 
 
ひとつ目は脳の発達がゆっくりになってしまうこと。
ふたつ目はやる気が落ちてしまうことです。
 
 
脳はポジティブな感情の時にググッと発達しますが、ネガティブな時には発達が遅くなります。
 
 
 
 
ですから勉強でも習い事でも遊びでも、自信が落ちていると脳が情報を吸収しにくい状態なので身になりにくい…
 
 
そして自信が落ちれば当然やる気も落ちてしまいます。
 
 
やる気が落ちると、今度はやるべきことを面倒くさく感じるので行動量が減っていき、日常生活がうまくまわらなくなってしまいます。
 
 
するとお母さんや先生から「やりなさい!」と叱られることが多くなり、余計に自信を失って荒れていってしまうのです。
 
 
このようにすぐ怒る子が自信を失い続けていくと悪循環に陥るので、常にイライラ状態になっていきます。
 
 

自信喪失する前に徹底的にやって欲しい肯定的な関わり方

 
 
もしお子さんが「僕はダメな子だ」と言い始めたらやってほしいことがあります。
 
 
それは叱るのをSTOPすることです!
 
 
子どもが自信喪失していくのを、ここで止めてほしいのです。
 
 
叱るのをやめてやって欲しいことは、肯定的な声かけをどんどんしてあげること。
 
 
そうすると自分を否定されることがなくなり、褒められることが増えるので、お子さんのネガティブな心の状態がポジティブな心の状態に変わっていきます!
 
 
そうするとやる気が戻ってくるので、やるべきこともやれるようになり勉強などにも意欲的に取り組めるようになっていくのです。
 
 
 
 
怒りっぽさもここで落ち着きますから、叱らなくても動くお子さんになっていきます。
 
 
お子さんが「僕はダメな子…」と言い始めたら、叱るのをやめて徹底的に肯定的な声かけをしてみてくださいね!
 
 
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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