叱らない子育てが苦しい理由
叱らない子育てという言葉が一般的になってきたのは2010年ごろとGoogle先生は言います。
それまで一般的だったのは『しつけ』
「しつけ」はできないところを指摘して直そうとする子育て法です…。
私たち母親世代はしつけで育てられた人たちです。
お母さんたちは叱る子育てしか知らない世代なんです。
だから叱らない子育てがうまくできなくて苦しくなってしまう。
叱る子育てで育てられた私たちに共通する癖をご存知ですか?
それは「できないところを見る癖」
できないところばかり指摘され続けてきたから、自分のできないところももちろん人のできないところも目についてしまいます。
もちろん我が子のできていないところもものすごく目につく…。
毎日毎日子どものできないところばかりを見ながら叱らずにいるのは苦しんです。
ひたすら我慢なんです。
だから叱らない子育てという言葉に苦しんでいるADHDキッズのママ達はとっても多いんです。
叱らない子育ての効果が高い理由
相談に来られる多くのママたちが「叱らずに言うことを聞くようになるんですか?」と聞かれます。
答えは「YES」です!
叱らずに肯定すれば言うことを聞いて動いてくれるようになります!
なぜならば叱らず肯定するということはママが認めてくれているということ。
大好きなママが自分のいいところを見て褒めてくれるという事実が子どもに自信を与えます!
いつもいつも褒めてくれる人の言うことは聞きたくなるし褒められればやる気が上がるので嫌なことも頑張ってやろうという気持ちになるからです♪
けれども逆に叱って動かすことをしていたら子どもたちの困りごとは減らないどころかエスカレートしていきます。
なぜならお母さんが毎日毎日子どもを否定するということは子どものやる気を奪ってしまうから…。
そして僕はダメなやつと自信を失わせてしまい注意や叱りが大きな大きなストレスとなってしまい子どもたちの怒り方がエスカレートしてしまいます。
だからこそ叱らない子育てを学べばそれができるようになります♪
叱らない子育てができるようになる秘訣はカナダの肯定的な会話!
叱る子育てを受けてきた私たちが叱らない子育てに切り替えるのは実はそんなに難しいことではありません。
ポイントは「子どもへの見方を変える」
今は子ども達のできないところばかり目に飛び込んでくるかもしれません。
ですが、それを無視してください!
注目して欲しいのは「好ましい行動」です。
カナダの人達は人のいいところを見るのがとても上手です♪
そしてそれをシャワーのように子ども達に浴びせていきます!
例えば子どもが工作の作品を持って帰ってきたら、まずとっても大袈裟に「Wow!! Did you make it? This is so great!!」などと「え〜!これ作ったの?すごくいい作品ね!!」と声のトーンも高く大袈裟に褒めまくります。
ダメ出しは一切しません!!
褒められた時の子ども達の笑顔ははち切れんばかりです!
そして上手に「じゃあ、おやつを食べたら勉強しよう!」とそのテンションで続けるので子ども達は言われたように動いてくれます。
そして勉強し始めたら「Wow!! You’re studyng so well!!」などと「勉強頑張ってるね〜!」とまた同じテンションで褒めていきます。
褒めてくれる人の言うことは聞きますから、子ども達はどんどんお母さんの指示を聞いて動きます。
これが叱らなくていい子育てなんです!
日本のママ達にいいところを見る習慣があまり根付いていないため最初は苦労するかもしれません。
ですが癖が取れれば子育ては一気に楽しくなっていきます♪
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)