前回は学校での困った行動を
花にたとえてお伝えしました。
お家でのコミュニケーションで
根っこを伸ばしていくことが
大事なのですが
痛々しく咲いている花に
応急処置は必要ですよね。
今日は目の前の困りごとを
先生と協力してどう対応していくかを
お伝えしていきますね。
結論から言うと
叱らなくても
子どもが落ち着く声かけや
行動が切り替えられるかかわり方を
ママがお家で実践し
先生に伝えていくことです。
学校でいうと
目に見える困りごとは
・友達に手が出る
・授業中に教室を出てしまう
などです。
このようなトラブルが起きると
先生は注意をしたり
指導をしたりするのですが
これではネガティブな記憶が
積み重なってしまい
なかなか改善していきません。
先生たちも
「叱らずに何とかしてあげたい」
という思いもあるのですが
どんな対応ならすっとうまくいくのか
それがわからずに
困っていることもあります。
お花の育て方はわかるけれど
35人にぴったりの育て方を
マスターするのは
先生たちだって難しいです。
ちょっとイレギュラーだったり
個性的だったり
一筋縄ではいかないな、というときに
あったらいいな
知りたいなと思うのが
その花専用の育て方のコツです。
例えば…
授業中になんらかの理由で
廊下に出てしまった子に
「時間を約束すれば戻ってこれる」
という、お家での成果があって
それを知っていたら
先生もそれを学校で試すことができます。
友達を叩いてしまったときに
ただただ
「いけないことはいけない」
と言うのではなく
「気持ちに共感すると
素直に会話ができる。」
というお家でのエピソードを
知っていれば
先生も子どもの気持ちに
寄り添うところからスタートし
手が出てしまう背景が
わかってくることもあります。
発コミュの講座では
学び、実践したことを
「記録に残す」ことをしていきます。
うまくいった声かけや
パターンがわかってくるからです。
それがわが子専用の
花を咲かせるコツとなっていきます。