ADHDキッズの「ちょっと変わってる」は強みになる

得意を伸ばす

ADHDタイプの子を育てていると
「ちょっと変わってる」
「普通とは違う」
と感じる行動や特性に戸惑うことも多いですよね。

でも、その「ちょっと変わったところ」が
実は大きな強みになる可能性を秘めているんです!

・興味のあることに対する集中力
・好きなことにかけるエネルギーの大きさ
・周りを楽しませる力
・自分の思いに真っすぐに動けるところ

自分の思いで突っ走り集団からズレて
叱られてしまうこともあるけれど

こんなADHDキッズの強みは
これからの時代に必要な力です。

 

AIをはじめとしたテクノロジーの発展に代表されるように
これからの社会はますます変化が激しくなっていきます。

 

そんな時代の中で必要とされている力のひとつが
「自ら課題を設定する力」なんです!

こうやって聞くと難しく感じますが
「何を解決したいのか」を見つける力のことです。

さらに身近な言い方に変えると
「どうしてだろう?」
「なんでだろう?」
「調べてみよう!」
と思う力です。

AIが得意なのはこちらの「問い」に答えること。

その「問い」を作るのは人の役割です。

今までは、課題や問いは先生や大人が教えてくれたり
指示をくれたりすることが多かったかもしれません。

ですが、これからは「自分が何を知りたいか」
問いを立てられることが必要とされます。

この力をつけようと
理科の授業を担当していた時に
試行錯誤したことがありました。

なんの先行知識もないところから疑問は生まれないので
単元の導入として子どもたちの興味を惹くような実験などを行い

「この単元でどんなことを知りたいか?」
「解決したいか?」
を書いてもらったのですがなかなか書けない子が多いんです。

私は理科の専門ではないので
もっともっと専門知識のある先生が「わぁ!」っと心が動くような
感動的な実験で問題提起ができればまた違ったかもしれないですが

そもそも、授業は受け身なもので
言われたことを学ぶことが染みついているので
疑問が出てこないんです。

そんな子たちももしかしたら
自分の大好きなことだったら
「どうしてだろう?」
「もっと知りたい!」
と思うことが出てくるのかもしれないなと、今では思うんです。

ADHDタイプの子の好きなことに夢中にれる力は
「どうしてだろう?」と問いを立てたり
「気になることを解決したい!」と思う原動力になります。

「自ら課題を設定する力」の
素質を持ってるんです!

行動や感情のコントロールが苦手でトラブルになりやすかったり
自分勝手に見えたりすることもあり
周りから誤解されやすいところがあるのも事実です。

 

時には生きにくい彼らの特性が
「問題児」ではなく
「ちょっと変わってるけど面白い子」
と受け入れてもらえる環境を作りながら

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