わざと友達が困ることをするADHDの子。友達トラブルを減らし、仲良く遊べるようになるママの対応

友達トラブル
ADHDの子を育てていると、わざと友達が困ることをしてトラブルになってしまうことはありませんか?その困った行動の裏には子どもの本当の思いが隠されています。この記事では、困らせる行動の理由と、友達と仲良く遊べるようになるママの対応を紹介します!

わざと友達を困らせ、トラブルになるわが子に困っていませんか?

 

・友達に注目されたくて大きな声を出す。

・みんなが遊んでいるおもちゃを壊す。

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)の子を育てていると、こんなふうにわざと友達を困らせてトラブルになってしまうことはありませんか?

 

私にはADHDの特性を持つ小学生の子どもがいます。

 

3歳頃から、友達が積んだブロックを壊したり、遊んでいるものを奪って逃げたりと友達が怒ること、困ることをして楽しんでいる様子があり頭を悩ませていました。

 

年齢が上がるにつて多少はよくなったものの、困った行動はなくならず、友達とトラブルになってしまうことが絶えませんでした。

 

言葉の理解もできるし、よくないこともわかっている。

 

お友達のことだって本当は大好き。

 

なのにどうして止められないんだろう?

 

「子どもの思いを理解したい」

 

そんな気持ちで息子のことを観察していたら、息子の困った行動の理由に気づきました。

 

それは「友達の気を惹きたい」ということ。

 

本当はみんなと遊びたい!

仲間に入りたい!

 

だけどうまく言えずに困らせることでこっちを向いてもらおうとしていたんです。

 

 

 

 

わざと困らせるのは友達の気を惹くためだった!

ADHDの子の特性

 

ADHDの特性として主に

・不注意…集中するのが苦手

・多動性…じっとしていることが苦手

・衝動性…考える前に行動してしまう

の3つがあります。

 

行動や感情のコントロールが苦手でうまくいかずに叱られてしまうことが多いのですが、本人もわかっているのにコントロールができず、困っています。

 

それに加え、言葉でのコミュニケーションが苦手な子もいます。

 

息子の場合、とてもおしゃべりでお話が上手に見えていたのですが、自分の気持ちを適切に表現することが苦手でした。

 

特に不安や心配な場面では、脳が冷静に働かないので言葉よりも先に体が動いてしまうという特性が出やすくなります。

 

「入れて」「一緒に遊ぼう」という言葉が出ず、困らせる行動で友達にアピールし、トラブルになってしまっていたんです。

 

 

ネガティブな記憶の積み重ね

ADHDタイプの子はその特性から友達とトラブルになってしまうことが多く、友達とのかかわりでネガティブな記憶を貯めてしまっています。

 

「またうまくいかないんじゃないか…」

「受け入れてもらえないかも…」

 

そんな不安や心配から素直になれず、その場を台無しにするような間違ったコミュニケーションで注目を集めようとしてしまいます。

 

たとえ間違った方法でもみんなが注目してくれたらその子にとっては大成功!

 

誤学習をしてしまうんです。

 

このように「本当はみんなと仲良くしたいんだけど、うまく伝えられない」という気持ちに気づいてから、私は叱る以外の対応を取れるようになりました。

 

 

 

 

友達の気を惹きたいADHDの子が仲よく遊べるようになるママの対応

 

友達とのトラブルを減らし、仲良く遊べるようになるために私が実践したことと、学校での対応の仕方を紹介します。

 

成功の記憶を増やす

 

仲良く遊べたときには「楽しく遊べてうれしかったね!」と、友達とうまくいった記憶をママの声かけで創ってあげましょう!

 

安心できる友達と1対1で遊べる機会があると◎

 

記憶は行動に影響するので、「できた!」「うまくいった!」という成功の記憶があることで、よい行動が増えていきます。

 

 

友達に子どもの本当の思いを伝える

 

いつも一緒に遊ぶ友達であれば、

 

「本当は一緒に遊びたかったんだけど、うまく言えなかったみたいなんだ。〇〇くん(友達)は悪くないのに嫌な思いさせちゃったよね。ごめんね。」

 

というふうに、相手の子に嫌な思いをさせてしまっていることに対して誤りつつ、よくない行動の裏にある本当の思いを伝えることも効果的です。

 

息子にとって「自分のことをわかってくれる」「受け入れてくれる」と思える友達を増やすことで、困らせる行動でなく、素直に表現できるようになりました。

 

 

 

 

先生と連携

 

友達とのかかわりが多い学校でも同じ対応をしてもらえるよう先生にもお願いしてみましょう!

 

・友達のハサミを借りたいときに「貸して」って言えた。

・休み時間にいっしょに鬼ごっこができた。

 

ちょっとしたできごとでも、和やかに友達とかかわれている場面を「休み時間楽しそうだったね!」「今の言い方いいね!」と肯定してもらえることで、正しい表現の仕方が定着していきます。

 

先生にお願いをするときは「子どもが困っているから何とかしてあげたい。協力お願いしたい。」という思いを伝えてみてくださいね!

 

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