HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング

HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング

むらかみりりか 著


定価 1,540円(本体1,400円+税)

  • 発売日 :2025年8月8日
  • 仕様 :四六判/ソフトカバー/212ページ
  • ISBN :978-4-9913024-2-8
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内容紹介

「共感は逆効果だった――」

「初めてのことが苦手」「学校に行くのがつらい」「すぐ傷つく」そんな繊細な子が、わずか3カ月で笑顔で挑戦できる子に変わった!繊細な子の脳を発達させる、親子のコミュニケーションの新常識がわかります。
 
 
本書は、脳科学に基づいたペアレントトレーニングを通じて、親の関わり方を変えるだけで子どもが大きく変わった理由と解決策を、親子の実話とともにまとめた一冊です。


初めてのことは全力拒否だったのに、なんでも挑戦する子に変わりました!
(3歳男子のママ)
登校しぶりを繰り返していた子が笑顔で登校できるようになりました!
(7歳女子のママ)
感覚過敏に4年も苦しみつづけた子がわずか2カ月で落ち着きました!
(10歳男子のママ)
 

 
この変化がどうして起こったのか――
著者が実際に関わった400人以上の繊細な子どもたちの発達サポートをもとに、「繊細な子が強くなる」ための具体的なアプローチをわかりやすくまとめています。
 
 
さらに、独自のコンディション分析ツール『ココロファインダー』を活用し、今のお子さんの状態にあった、家庭でできる関わり方を提案します
 
 
単なる「優しく見守る子育て」にとどまらず、具体的なシチュエーションごとに、「どう理解すればいいか」「どう対応すればいいか」「どんな言い方があるのか」まで丁寧に紹介。
すぐに役立つ“実践ガイド”としてお使いいただけます。
 
 
繊細な子どもの生きづらさは、単なる性格の問題でもなければ、ずっと変わらないものでもありません。脳の特性や個性を理解し、適切に関わることで、繊細さは他にない力へと変えていけます。
   

目次

はじめに

第1章:繊細な子が強くたくましく成長した!親子の感動ストーリー

◉5つのリアルな体験談から繊細な子の驚くべき変化の目撃者になろう!
◉体験談1 得意なサッカーも1年間全力拒否した子が初めてのことにも怖がらず挑戦するようになった!
◉体験談2 毎日泣きながら登校しぶりをしていた子が笑顔で「行ってきます!」と言えるようになった!
◉体験談3 ママがわが子の本当の理解者になることで4年間続いた感覚過敏が2カ月で和らいだ!
◉体験談4 外ではいい子、家では大爆発だった子が気持ちをコントロールできるようになった!
◉体験談5 自己否定が止まらず笑顔を失った子が再び笑顔で未来を語れるようになった!

第2章:STEP1 ひといちばい繊細な子どもの脳を理解しよう!

◉繊細な子は5人に1人
◉繊細さ=生きづらさではありません
◉繊細さの要因は遺伝と育つ環境が半分ずつ
◉心は脳にあります
◉「HSCは発達障害ではない」は誤解です
◉親の接し方で繊細な子の脳は伸びる
◉繊細な子の脳が起こす大渋滞
◉環境を変えても生きづらさは解消しない
◉根本解決したいなら心と脳を強く育てる
◉繊細な子専用の脳科学的ペアレントトレーニング
◉繊細さを強みにしましょう!

第3章:STEP2 『ココロファインダー』でわが子の心と脳の現在地を知ろう!

◉5つの心の力で「挑戦できる脳」を育てる
 ①親子の愛着
 ②ストレスコントロール
 ③心のブレーキ
 ④心のアクセル
 ⑤適応力
◉過保護が「親子の愛着」を不安定にさせる
◉「親子の愛着」は子どもの対人関係の基盤となる
◉ブレーキを踏んだままアクセルを踏んでも動かない
◉『ココロファインダー』の5つの力を順番通りに育てる
◉『ココロファインダー』でわが子の「心と脳の現在地」を見つける
◉お試し簡易版『ココロファインダー』をのぞいてみよう!
◉『ココロファインダー』から見えてくるもの
 【パターン1】「親子の愛着」が低く「ストレスコントロール」が高い
 【パターン2】「親子の愛着」が低く「ストレスコントロール」も低い
 【パターン3】「心のブレーキ」が低く「心のアクセル」は高い
 【パターン4】「心のブレーキ」が低く「心のアクセル」も低い

第4章:STEP3 繊細な子を強くする親の関わり方をマスターしよう!

◉『発達科学コミュニケーション』の4つのステップで強い脳を育てる
 ステップ1 ポジティブ・アテンション
 ステップ2 シンプル・ディレクション
 ステップ3 ディスタンシング
 ステップ4 ビルディング・メモリー
◉脳科学的根拠のある子育てメソッド
◉繊細な子の心と脳が強くなる6つの発達サプリ
 1.感覚過敏などの身体症状には「脳疲労の回復」を最優先する
 2.感情の爆発には「反応しない」のが鉄則
 3.集団生活がつらいならおうちで「脳の体力づくり」
 4.登園しぶり・登校しぶり・不登校には「ハナマル大作戦」
 5.共感の代わりに「保留と魔法の言葉」で受けとめる
 6.褒められるのが苦手な子には「褒めない肯定」が効く

第5章:繊細な子の困りごとあるある理由と解決法12

01 初めてのことが苦手で石橋すらたたきません
02 環境に慣れるまで人の何倍も時間がかかります
03 先生や友だちのひと言に傷つきやすいです
04 自分を上手に出せず殻に閉じこもります
05 刺激に敏感すぎて注意が散漫になります
06 集中力なのか過集中なのか、夢中になりすぎます
07 食べられるものが限定的で偏食です
08 特定の人にしか心を開きません
09 大人とは話せても同世代の友だちが苦手です
10 できそうなことも「できない」と挑戦しません
11 外で頑張っているからと家で自由にさせたら王様状態です
12 周囲から過保護と言われてしまいます

エピローグ

◉繊細くんの母もまた繊細だった
◉国によって〝当たり前〟が違う
◉教育ってなんだろう
◉家庭から日本の教育を変えたい!

 

著者紹介

むらかみりりか
『発達科学コミュニケーション』マスタートレーナー。
 
繊細な子どもを親子の関わりによって挑戦できる子に育てるペアレントトレーニングに従事。ひとり息子と自身も繊細な気質を持つ。
 
15歳で単身オーストラリアに留学し、現地の高校と大学を卒業。帰国後、北米のトップ大学に通う学生のキャリアコンサルティングに従事する中、才能の開花は幼少期の教育で決まると気づく。
 
その後、大手インターナショナルスクールの園長に就任し、脳科学ベースの教育プログラムを取り入れた幼児教育に携わる。そこで、自身の息子を含め、集団生活の中では力を発揮しづらい子どもたちがいることに着目し、子どもの成長を左右するのは親の接し方であることを再確認する。
 
息子の登校拒否を機に、7000組以上の親子が実践してきた『発達科学コミュニケーション』と出会い、繊細な子も挑戦できるようになることを確信。自身もトレーナーとして活動を始める。
 
独自の研究から繊細な子の心のコンディションと脳の育て方がわかる『ココロファインダー』を開発。400組を超える親子を支援してきた経験から、現在は繊細な子の脳を育てるスクールの代表を務め、トレーナーのプロデュースにも尽力している。
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