学校行事やイベントで疲れてしまう場面緘黙の子のストレスを和らげるワンポイント対応

学校では緊張して話せない
学校では行事やイベントで盛りだくさんになると、楽しい一方で場面緘黙の子にとっては、とても疲れてしまいます。そして場面緘黙のお子さんは、特に疲れが長引きやすいので、こころが楽になるアウトプットの時間は必要です。今回は行事の後のアウトプットが少ないお子さんへのワンポイント対応についてお話ししていきたいと思います。

場面緘黙の子が行事やイベントの後に疲れやすくなる理由

学校では、行事や遠足、修学旅行などのイベントが盛り沢山になる時期があります!

 

学校では緊張して話せない(場面緘黙)子にとって、旅行や行事などは不安になってしまう一方で、興味も湧くものです。

 

ですが、場面緘黙の子がイベントや旅行など行事に参加することができたとしても、周りから受ける刺激が直に降りかかってくるので、お子さんにとってはとても刺激的で、ストレスがかかるものです。

場面緘黙の子が行事の後は疲れやすいからこそやってほしいこと

身体的・精神的な負担をフォローするタイミングが、早ければ早いほど回復力は違ってきます。

 

わが子も行事に行く前は張り切って準備をしたりする一方で、帰ってきた時の様子は、疲れ切って黙っていることの方が多いです。

 

他の子はワイワイとしているのに、黙っている。その周りと違う様子を見た時に感じる印象としては「どうしたの?!」なんです。

 

周りを見渡せば、こんなことがあったとか、あんなことがあったとか、お話ししているお子さんばかり。だから、帰り道は他の親子が羨ましくて、少し悲しい気持ちになることがありました。

 

ですが、場面緘黙のお子さんの特性を考えた時に、学校の帰宅後も含め、行動し終わった後は疲労困憊です。

 

そんな時に、「どうしたの?楽しくなかったの?何かあったの?」と質問攻めにされると、より一層疲れが増して嫌な感情の方が優位になり、すべてがどうでもよくなってしまいます。

 

なので、一見どうしたのかな?と不安に思ってしまうけれども、まずはお子さんの全てを受け止めていく姿勢待ってあげることが大事だと、私は自分の経験から感じています。

 

他の人より疲れやすいという特性から、パッと見は他の子よりも怠そうだったり、なんだか楽しそうじゃない、なんだか嫌そう・・に見えてしまいます。決して、そうじゃないんですけどね。

 

ですが、フォローする側のスタンスとしては、ネガティブな状況・感情には、できるだけスルーしてほしいのです。

場面緘黙のある子が話しやすい場面・場所で、アウトプットの時間をつくろう!

安心できるお家に着いてからでも良し、人がいなくなってからでも良し、お子さんがどんな状況なら話しやすいか一度考えてみてください。

 

こんな状況になれば話せそうだなという見当がついたら、そこからが、本格的にアウトプットの時間です!

 

それまでは、お子さんの中で情報を整理する時間だと思って、待ってあげましょう。

 

場面緘黙の子は時に、極端な考え方、言い方をすることがあり、お母さんは動揺することがあるかもしれません。

 

ですが、それは、表現力の低さだったり、語彙力の少なさもあるので、この子はこんな風に捉える子なんだなぁと新たな一面を発見しながら、話を聞くことがポイントです!

 

落ち着いた場所で、落ち着いた時間で、笑顔でゆっくりと聞いてあげることで、お子さんは情報を整理しながら、心を許して安心して話せるようになっていきますよ。

 

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