周囲に敏感・自分に鈍感な場面緘黙の子には自分の感情に注目させる機会をつくる!
場面緘黙のあるわが子が、修学旅行の時に、お土産を買ってきてくれたことがありました。
場面緘黙のあるお子さんは、割と「絵を描くことが好き」だったり、「細かいところまで描いてみたり」する子が多いです。そんな繊細な部分が尖っている子だからこそ、周りの感情にはとっても敏感だと感じるのです。
一方で、自分の感情はというと、鈍感なことが多いです。だから、今どんな気持ち?と聞いても「分からない」と言ったり「うーん・・普通」とかそっけない返事に期待を裏切られることもあります。
だからこそ、自分の感情をもっと知って欲しいと思い、私は子どもに修学旅行のお土産について、こんな提案をしてみました。
「あなたの好きなもの・心が踊るものを買っておいで!」
周りには敏感、自分には鈍感な場面緘黙のある子だからこそ、子ども自身が自分の内面の感情に注目してみる機会を増やしてみました。
自分の感情に触れ合う・注目する機会をつくることを目的にしたお土産タイム
修学旅行というイベントでは、子どもは不安が強くなる集団行動で、どのような感情に触れ、どのような新たな感情に気づいたのか・・。
その中でもポジティブなワクワクの感情に触れて欲しかった。
重要なのは、その中で嫌な記憶を思い出す目的ではなくて、一瞬でも自分がワクワクした記憶をつくれたかどうかが大事なんです。
とってもキレイ!
なんかワクワク!
これ欲しい!
自分の感情を想像しながら、お土産をもらった人の感情を想像しながら、こんな気持ちかなぁと予想して行動してみると、一歩大人になるのです。
ポジティブな経験を増やすことは安心して人と関わる力のベースにもなる!
このポジティブな経験を増やすことは、安心して人と関わる力のベースにもなります。
ママの誕生日プレゼントをこの予算内で買ってきてくれない?とか。子どもにとっては迷惑な話かもしれませんが・・(苦笑)感情と触れ合う機会を多くする経験は、いつでもどこでも作れるんです!
もらう方は、何をもらえるのか、ドキドキ・ワクワク・・
あげる方は、喜んでもらえるのか、ドキドキ・ワクワク・・
ぜひ、日常に楽しくなる感情に触れ合う経験をどんどん増やしてみましょう!