褒め方が間違ってるの?!褒めているはずなのに変わらない場面緘黙の子
褒めるのが大事っていうのは散々言われてるから、分かってる。耳にタコができるほど聞かされてるっていうお母さん、いませんか?
わたしもよく言ってました。「よくできたね!」「すごいね!」「えらいね!」
たくさん褒めているはずなのに、場面緘黙の子は何も変わらないのです。
ほめても、ほめても子どもの困りごとが変わらない!
これって、褒められてないの?
これって、褒め方が間違ってる?
そんな『褒め育児迷子』になったことありませんか?
場面緘黙の子は、感情表現が苦手なところがあり、褒められても受け取り方が分からなかったり、どう感情を表現して伝えたらいいか分からないところがあります。
それは子どもが悪いわけでもなく、受け取り方がまだ分からないという脳の特性なんだと、まずは理解していきましょう。
場面緘黙の子を目の前にして、まず気になることは?
普段、生活している中で
子どもの気になることって「どんなところ」ですか?
こうやって聞かれてしまうと、出来てるところに目を向けることが大事なのはわかっているのですが、正直なところ、「出来てない」ところが一つでも目に入ってしまうと、その部分が強調されて、ずっと気になってしまうものなのです。
そして、こういう時こそ、あれもできてない・・コレもできてない・・と言葉に出して伝えてしまうことの方が多いものなのです。
改めて、出来てないことを言葉で指摘されることが多くなってくると、どうしても子どもは自信をなくしがちになっていきます。
わが子に対して、わたしは「褒めよう・肯定しよう」と必死になっていた時こそ、出来ないところばかり無意識に目についてしまうのです。
だから、そんな時こそ、言わなくていいのに言ってしまう・・つまり、心の余裕のなさが影響して、子どもはよりネガティブに陥ってしまうことがありました。
これ以上、しょんぼりした姿は、母親としても見たくないものですよね。
こんな時は、声かけの仕方を工夫すれば、褒めの受け取り方も変わってくるものです!
場面緘黙の子の特性に合わせた声かけで対応すれば上手くいく!
場面緘黙の子は、ネガティブな記憶が残りやすく、感情コントロールが苦手なところがあります。
だからこそ、褒めてるのに変わらない子にこそ、ポジティブな記憶が残りやすいように、声かけの仕方を工夫すれば上手くいくのです。
例えば、
・〇〇してるね〜!
・え?!もう、そこまでやったの?!
・今どんな気持ち?
目の前の子どものしていることを言語化して伝えてあげること
ポジティブな感情を交えた会話をしてあげること
感情を言語化して伝えることで、行動を認めてもらえたと子どもは感じ、親子の会話を通して感情を育てていくことができるようになっていきます。
子どもが嬉しがる肯定の声かけ。これをまずは見つけていきましょう!
これらの声かけが、まだ見つかってない方は個別相談でお話し聞かせてくださいね!