場面緘黙の子の出来ないところを見つけては叱る「昭和スパルタ・パパ」の実態と影響
場面緘黙のある子の子育てをしていると
・パパが協力してくれない
・パパに甘やかしすぎと言われる
そんな声を時々耳にすることがあります。
子育ての負担や方針をめぐって話し合っているけれどうまくいかない・・そんなことはありませんか?
そんな悩みをもつママに朗報です!
もっと自分がラクになるために、パパの持ってる力を引き出すために「褒めて育てるパパ」にする方法をお送りしますね。
子どもは褒めて育てましょう、と言われますよね。
場面緘黙の子育ては大変ですが、ママは褒めて育てようと日々頑張っているはず。
それなのに「ちゃんとしなさい!」「言いたいことは言わないと!」と子どもにプレッシャーをかける
「昭和スパルタ・パパ」の一言ですべてが台無しになってしまう・・そんなことありませんか?
パパは
・ご飯を食べてる時に「足!」「よそ見しない!」
・こぼしたら「ほら、だから言ったのに!」「よそ見するなって言っただろ!」
・宿題をしてないと「帰ってきたらすぐしろよ!」「何度言ったら分かるんだ!」「昨日も言っただろ?」
できてない行動を見つけると、すぐに怒り爆発!
「そんな対応は子どもによくない・・」と必死にお母さんは説得しても聞いてはくれません。
それもそのはず、日本の教育は元々「叱って育てる」とされてきました。
だから
・子どもは厳しく育てないと我慢ができない大人になってしまう!
・社会は厳しいんだ。それに耐えていける強い気持ちを持たなければやっていけない!
・これが親の役目なんだ!
など昭和的な考えが根っこの部分に浸透していますが、実はこの方法、場面緘黙の子には最も向きません。
場面緘黙の子は親に怒られ続けていると、自分はダメな人間なんだ・・と
自信を失い、自己嫌悪に陥り、行動も消極的になっていきます。また、自立しにくく自己肯定感が下がっていきます。
だからこそ、否定的に見る傾向が強いパパならばここでストップさせたいですよね!
大人でも「人から褒められる」と「人を褒める」ようになる?!
人から褒められると他の人を褒めはじめるってご存知ですか?
仕事でも上司が部下を褒める事が多いと同僚や仲間など関わってる人たちがお互いに褒め合うということがあります。
脳科学的にも相手を伸ばすのは「褒める事」です。あれこれ言わなくても「いいね!」「さすが!」という声掛けは脳科学的にプラスのサイクルを作ってくれます。
さらに、他人から褒められた嬉しさから、脳の血流が活発に働きます。そして、褒められるというご褒美をもらうと「またあのご褒美がほしいな」「もっとあの言葉を聞きたいな」と思います。
つまり、「すごいね」「できたね」「それいいね」などの肯定の声かけは子どもだけではなく大人の脳にも最高のご褒美になる!
夫婦間でもこのようなプラスのサイクルが生まれるといいですよね!
ママがパパを褒めると子どもを褒めるパパに変身する!?
じゃあ、どうやってそのサイクルを作るのか?
それは「ママがパパのいいところを30個書き出す!」です。
先ほどもお伝えしたとおり、脳に「嬉しいな・・」という肯定の言葉が入ってくるとまた聞きたいと思うものなので行動が変わってきます。そして、たくさん褒められているうちに自分も人を褒める事ができるようになっていきます。そのためにも、まずはママがパパを褒めまくる!
褒められたパパは「自分って案外できてるんだ」「認められると嬉しいなぁ」「こんなことも褒めてもらえるんだ」と自信になってきます。
パパも正直、子育てに関してはママと一緒で分からない事だらけ・・ですよね。
・パパのいいところを30個書き出す!
・脳の仕組みを意識しながらパパをこまめに褒める!
・ポジティブな記憶をインプットするという意識!
パートナーとして選んだ妻という身近な存在に褒められて、認められて、肯定されることでパパは自信をつけて自分からも「褒める」というチャレンジをするようになります!家族全体が褒めのポジティブサイクルに満たされてお家全体を過ごしやすい環境にするためにまずはママは紙とペンをもち、パパのいいところを書き出してみましょう!
ぜひ最初の一歩を踏み出す勇気あるママの姿を見せてあげてくださいね!
変わるのはいつも自分から!
です。