場面緘黙は発達障害の一種?
場面緘黙は医学状の定義では不安障害の一種と考えられ、発達障害には含まれていない、といわれています。
ですが、教育分野や行政政策の上では、発達障害者支援法の対象とされています。
実際、発達障害の子どもの中にも場面緘黙を併発している、いわゆる二次障害としてみられるケースも多いといわれています。
わが家の息子も、集団行動が苦手で、うまく人前で話せない時は「どうしたんだろう・・」と心配になったことがありました。
場面緘黙の子は早期発見・早期対応が大事!
場面緘黙がある、もしくはその可能性がある子に対して、早い段階でうまく対応されなければ、さまざまな場面・場所で『困りごと』があらわれやすくなってしまう場合があります。
長期間対処されなければ、困りごとへの対応自体に時間がかかってしまい、なかなか改善がみられないことがあります。
だからこそ、早期発見・早期対応が場面緘黙の子には必要なのです。
私もわが子を、発達障害かも・・と思ったことがある!
私はこんな時に、息子を発達障害かも・・と思ったことがありました。
・子育てサークルに入っても、うまく活動に参加できない
・大勢の子どもが遊んでいる場所に入り込んでいけない
・滑り台で順番を待っていた時、後ろから他の子が来ると譲って、いつまでも滑らない
・小学校の先生や友だち、ご近所さんに、挨拶ができない
・教室で手を挙げて発表することができない
・過剰なほどの人見知り
こんな状態の息子を見るたびに、もしかしたら・・と思ってしまう。そんな不安な気持ちがとめられないのです。
場面緘黙は原因を探るより今すぐ対応することの方が大事!
もしかしたら発達障害なのかもしれない・・そう思うと不安で仕方ありませんよね。そう思うと、人というものは、次に「どうして?」と原因を探ってしまうんです。
原因を探ることで、納得はできるのかもしれません。ですが、本当は対応してあげることの方が何倍も大事なことなのです。
その解決法として知っていただきたいことがあります。それは、『コミュニケーションの本質を見直すこと』です。
できてる所を見つけるのと、できない所を見つけるの、どちらが簡単だと思いますか?
そうなんです、パッと見た時に目がいってしまうのは「できてない所」なんです。
だからこそ、親の『見る視点を見直す』こと。そして『親子のコミュニケーションを見直す』こと、それが一番ママがラクにできる、解決できる近道なんです!
そのためにまずマスターしてほしいことは、「観察」です。
みなさんは、お子さんの「どこ」をいつも見ていますか?
顔、表情、態度、気分・・・色々あると思いますが、その時にいつも大切にしてほしいことが見る側の「軸」がブレないことです。
今日はできないところばっかり見てしまう・・
だから、今日はできてるところばっかり見よう・・
そうじゃないんです。
できてるところしか見えない状態をつくる、それ一択です!
今日から、ぜひ「子どものできてるところしか見えないんです!」っていう、そんなママになりましょうね!