場面緘黙の子になぜ安心させることが大事なの?
不安になりやすい性質の場面緘黙の子は、特定の場面、場所に不安を抱えやすいです。
不安は脳をフリーズさせてしまうため、普段は話せていても話せなくなってしまうのです。
学校という特定の場所に不安を感じている子なら、なおさら登校前のあの朝の時間が苦痛で仕方ないと思います。
またあの場所で、あんな怖い思いをしたら嫌だなぁ、またあんな事が起きたらどうしよう・・。
そうやってネガティブな想像がどんどん膨らんでしまうと、『学校=嫌だ』のイメージがつくと、学校を想像しただけでお腹が痛くなる事に繋がってしまいます。
病気?ストレス性?大事なのは対応!
ですが、そうはいっても本当にお腹の病気だったり、胃腸炎だったり、その可能性もあります。
腹痛という症状ひとつだけを見ただけでは、病気なのかストレス性なのか判断がつきにくいものです。
わが家の息子も、登校前になると腹痛が起きていた事があります。そんな時に、「またお腹痛いって言ってる・・本当に?」そんな風に疑ってしまったのです。
腹痛の訴えが何度も何度も言われると、信じたくても信じられなくなってしまうのです。
病気だとしても、ストレス性だとしてもどちらにせよ、できれば長続きさせたくないですし、3学期になっても見られていると、長期化しているからこそ、メンタル面の負荷がかかってきて対応が大変になっていきます。
ネガティブな状態のまま休ませても意味がない?!それよりも大事な見守り方
朝の腹痛を訴える息子のことを誤解していた私が変えたことは
『プレッシャーを与えないこと』
『休むと決めたらその日は休む』
です。
メンタル面がネガティブな状態のまま休ませることは、休養は正直できてません。
休ませる時には、楽しい事で満たしてあげるのが一番!
私は息子の顔色が悪く、もう学校に行けないという時は、いさぎよく休ませて・好きなことで満たしました。
ポイントは、「家の中でジッとしてるより外に出ること」です。
もちろん強制ではありませんが、フレッシュな外の空気を吸うことがやっぱりイイ!
学校だけが居場所ではないことも知ってほしいですよね!
だから、散歩や買い物もオススメ!
お腹が痛くても痛くなくても、私の対応はいつもと変わらない。これがとても大事。
ジロジロ見られようと、理解してくれる人がそばにいると分かるだけで自然と勇気が湧いてきます。
だから、2日後には自分から学校に行き始めましたし、ママは不安にならずにドシっと構えて話を聞くだけでいいんです!