学校で話せない場面緘黙の子は感じ取る力が天才的!
場面緘黙症のお子さんは、周りと話さない分、観察力や感受性がとても豊かです。
友だちの表情や空気の変化、小さな仕草まで細やかに感じ取り、自分なりに「どうすれば場の空気が乱れないか」を考えて行動していることもあります。
わが家の息子は、学校で友だちの間で少しトラブルが起きていたとき、どうすればいいか自分なりに考え、そして背中を向けるのではなく、歩み寄ろうとしました。「何かできることはないかな」と考え抜いた結果の行動だったそうです。
話せないからといって、無関心なわけではありません。むしろ、その静かな心の中で、周りを気遣う天才的な思いやりが育っているのです。
話すこと以外の方法で表現する場面緘黙の子の才能
場面緘黙症の子どもたちは、言葉を使う機会が少ないぶん、他の方法で自分を表現する力を知らず知らずのうちに磨いている場合があります。
絵や文章、音楽、ものづくり・・・など、心の中にある「伝えたいこと」を形にする手段です。
わが家の息子も、クラスではうまく話せなくても、家では絵を描くのが大好きな子でした。その絵は、まるで言葉の代わりのように、子どもの気持ちや考えを鮮やかに表現していました。先生もその絵を見て、繊細なところまで描けていることに驚き「こんなに豊かな感覚を持っているんですね」と感心されていました。
場面緘黙症であることは、単に「話せない」という制限ではなく、他の才能が引き出されるきっかけにもなり得ます。その才能を見つけて伸ばしてあげることが、子どもの個性を輝かせる大切なポイントです。
ママの『気づき』が場面緘黙の子の天才性を引き出す!
では、どうすればお子さんの「天才性」を育てられるのでしょうか?
それは、ママが焦らず、お子さんの行動や心の動きにじっくり耳を傾けることから始まります。
例えば、
・学校で「話せない」という行動の裏側に、どんな思いがあるのか?
・言葉ではないけれど、どんな仕草や行動で気持ちを伝えようとしているのか?
こうした視点でお子さんを見守ると、少しずつ「この子にはこんなところ(才能)があるんだ」と感じられる瞬間が増えてくるはずです。周りのスピードに合わせることよりも、「この子自身のペース」で伸びてくる部分に目を向けてあげましょう!
静かだからこそ、大きく花開く未来がある!
場面緘黙症の子どもは、声に出して話すことが苦手ですが、静かな中に秘めた力はとても豊かです。
その「天才性」は、誰にも真似できない個性であり、将来の可能性につながっています。
ママに今できることは、その個性に気づく視点をもち「大丈夫だよ、あなたには〇〇なところがあるじゃない!」と気づかせてあげること。それが子どもにとって最大の安心感となり、いつか声を出す勇気にもつながります。
お子さんが話せないことは「欠点」ではないのです!それは、静かに育まれている才能のタネ。そして、そのタネが花開く瞬間のタイミングは一人ひとり違います!
ママがその才能に気づき、一緒に伸ばし・育てることで、お子さんの世界は広がりをみせていきます。どうか、お子さんの「静かな天才性」に耳を傾けてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。