今日は、
・自己認識が未熟で
感情をうまく理解できないタイプ
・周りに気を使いすぎて
自分の気持ちを言えないタイプ
そのようなタイプのお子さんの
理解を深めていきたいと思います。
場面緘黙症のあるお子さんの中には
「嬉しい」「悲しい」と感じても
それがどんな感情なのか
自分でも分からないことがあります。
だから
親が「どうしたの?」と聞いても
何も答えられなかったり
黙り込んでしまうのです。
ですが、
それって
気持ちがないわけではなくて
言葉にするのが難しい!
だけ。
だから
感情を理解する力を育てたい!!
そのためには・・・
まずやってほしいことはコレ!
感情に気づくきっかけ作り
です。
例えば
お子さんの気持ちを
言語化して伝えてあげることです。
そうすることで、
「あ、これって悲しいっていうんだ」
「ドキドキってこういう感じなんだ」
と、感情のラベリングが
できるようになっていきます。
また、ママやパパが
感情を言葉にして伝えること!
これがとても大切なこと。
「ママ、今すごく嬉しいな」
「それを聞いてびっくり!」
このように
親の気持ちを言語化することで
子どもも感情の表現を学んでいく!
ですが、感情を理解する力は
残念ながらすぐに身につきません。
お子さんに諦めずに関われば
「自分の気持ち」に気づける
ようになれるのです。
それを今から伸ばしていくのか・・
あとで伸ばしていくのか・・
それはもう一目瞭然ですよね?
もちろん、親御さんとしては
「いま、話してほしい!」と思う
気持ちも分かります。
ですが、大切なのは
子ども自身が
安心して話せる環境作り!
なのです。
お子さんが
「自分の気持ちを言っても大丈夫」
と思えたら
自然と表現力も育っていくから!
まずは、
ママが感情を言語化することを
スタートにしてみましょう!
次に、
周りに遠慮して
自分の気持ちを言えないタイプのお子さん。
場面緘黙症のあるお子さんの中には
「話したいけど迷惑かけたくない」
「自分のせいで場の空気を変えたくない」
そう思って
言葉をのみこんでしまう子がいます。
例えば…
✔「こう言ったら相手はどう思うかな?」と考えすぎて話せない
✔ 周りの目を気にして、発言するのをためらう
✔「自分の気持ちより、相手がどう思うかを優先してしまう」
こんなお子さんは
とても優しく・思いやりがある反面、
自分の気持ちを押さえ込みやすい…
子どもには
「自分の気持ちも大切にしていい!」
そう感じてもらいたいですよね。
ですが
「そんなに気にしなくていいよ」
「言いたいことを言っていいよ」
そう伝えても
大抵のお子さんはすぐ変わりません。
なぜなら
「相手に迷惑をかけたくない」
という思いがとても強くて
「話すことで
嫌な気持ちにさせてしまうかも」
と不安になるから!
だから「もっと話してごらん」と
促すのは逆効果なんです!
むしろ、お子さん自らが
「話していい!」と思える関わり
が大事だと思います!
反応が頷くだけだったとしても
それが感情表現できてるんです!
そして、場面緘黙のお子さんは
優しい性格の子が多いからこそ
「話せない」のではなく
「話さない」ことを
選択することもあります!
だからこそ、大切なのは・・・
「安心して行動できた経験値」
です。
「自分の気持ちを伝えた方が断然ラク!」
そんな経験をするためには
みなさんは何をしますか?