気づけなかった異変、話してくれない不安
子どもの様子が何か違うと感じたのは、いつからだったでしょうか?
家では元気に話すのに、学校や幼稚園では声が出ない。
最初は「恥ずかしがり屋なのかな」と思っていたけれど、先生から「お子さんが全く話さないんです」と言われたとき、胸がギュッと締め付けられるような不安に襲われませんでしたか?
「どうして話してくれないの?」「何かあったの?」と優しく問いかけても、子どもは「何もない」と首を振るだけ。焦る気持ちとは裏腹に、子どもとの距離がどんどん遠くなっていくように感じてしまう…。
そんな経験、ありませんか?
本当に心配しているのは、子どもの将来のこと
親として一番心配なのは、「このままで大丈夫だろうか?」という将来への不安です。
「学校生活はどうなるの?」「友達はできるの?」「社会に出て困らない?」
こんな不安が頭の中でぐるぐると回り続け、つい子どもに「話さなきゃダメよ」とプレッシャーをかけてしまうこともあるかもしれません。
ですが、ここで、少しだけ視点を変えてみましょう!
私たちが本当に子どもに授けたいのは「話す力」ですか?
それとも、「どんな場所でも自分らしくいられる安心感」ですか?
子どもに授けたい「話す力」ではなく「安心する力」
場面緘黙症の子どもは、「話せない」のではなく、「話すことが怖い」のです。
これは単なる恥ずかしがりとは違い、不安が強すぎて言葉が出なくなってしまう心のメカニズム。
だからこそ、子どもに必要なのは「話せるようになる方法」ではなく「安心できる環境」と「自分の気持ちを大切にしてくれる存在」なのです。
親としてできることは、子どもが話すことを強要するのではなく、話せなくても安心していられる居場所をつくること。
たとえば、
• 話さなくても微笑んで受け入れる
• 小さなサインやジェスチャーを見逃さずに反応する
• 話す話さないにはこだわらずにプレッシャーを減らす
こうした関わりが、子どもに「愛されている」「自分は大丈夫」と感じさせ、少しずつ心の扉を開くきっかけになります。
親子関係が変わる、今できること
親子関係が悪化しているように感じるのは、子どもが心を閉ざしているからではなく「どう接していいかわからない」不安が原因です。
親も子も同じように戸惑っているのです。
だからこそ、親も完璧である必要はありません!
「うまくいかないときもあるけど、あなたのことは大好き!」
このメッセージを伝え続けることが、子どもにとって一番の安心になります。
子どもがうまく話せなくても、うまく行動できなくても、笑顔で隣に座ってあげましょう!
言葉だけではなく、あなたの「安心できる気持ち」が、子どもにとって何よりの力になります。
子どもが安心を感じられる毎日を積み重ねていけば、変化は必ず訪れます。あなたのその温かいまなざしが、きっと子どもの未来を明るく照らしてくれるはずです。