場面緘黙症の子に「何も出来なかった」というママ
場面緘黙症のあるわが子が、生活発表会で劇をすることが決まってからというものの「幼稚園、行きたくない…」発言がはじまりました。
年長最後の発表会だったので、私も楽しみにしていただけに、その一言に愕然としてしまいました。
だから、焦って幼稚園に行かせようとして、うまく行かない日々を過ごしていました。そんな中、家で大泣きされた時には、もう何も出来ませんでした。
家にいる時はいつも〇〇で過ごす!と決めたママ
このままだと、「発表会に出席できないんじゃないだろうか…」と、不安な気持ちでいっぱいになってました。
だからこそ、家にいる時は、笑顔で子どもに向き合おうと決めました!
できてる事をいつも以上に褒めました。そして、少しでも自信をつけてあげるんだ!と思って関わろうと決めました。
幼稚園の先生には、場面緘黙症のわが子の『今の不安な状態』をありのままに伝えて、園でも理解してくれる人を増やしました。
子ども自身にも園で理解してくれる人がいることを伝えて、どんなことでも毎日話を聞きました。
すると、ある時「劇に出たい」とポツリと話してくれたのです。少し信じられませんでしたが、涙が出るほど、嬉しかったです!
戦略的に対応したママが感じた〇〇ができるようになったらすごい!っていう目標
どうして私が、そこまで力を出せたのかといわれると、それはただ一つ。
子どもと一緒に頑張りたかったから!!
はじめは、諦めてしまおうか…と思ってました。ですが、今までを振り返ってみた時に、ある事に気づいたんです。
幼稚園で話すのが、やっと一言いえるかどうかだった子が、大勢のお友だちの前で、うなづいたりできるようになった!それってすごい成長だよね!って心の底から思えたからです!
たとえ小さかったとしても、子どもなりの成長を心の底から感じたことで、私は子どもから勇気をもらえました!それは私が何があってもブレない子育ての軸をもっていたからできたこと。
これから先、何があってももう私はブレません。なぜなら、私は子どものことを信じる強さを手に入れたから!
こんな風に感じさせてくれた子どもに、私は今、感謝しています!