アウトプットが苦手な場面緘黙症の子は、なぜ適切な表現が苦手になるの?
アウトプットが苦手な場面緘黙症のお子さんの中には、「どう反応したらいいの?」「この場では何を言えば正解なの?」と迷い、何も言えなくなってしまうお子さんがいます。
例えば、
- 初めての場所や初対面の人を前にすると固まってしまう
- 話しかけられても、何を言えばいいか分からず黙ってしまう
- 「おはよう」「ありがとう」など挨拶やリアクションが苦手
このようなお子さんは、決して話したくないわけではなく「どうしたらいいか分からないから行動できない」ことが多いといわれます。
ですが、周りからは「無視している?」と誤解されたり、お子さん自身も「どうせ上手くできない」と自信をなくしてしまうのは困ってしまいますよね。
このような原因として考えられることは、以下の3点です。
- こうすればいい、という経験が少ない
- 間違ったことを言ってしまわないかが、怖い
- 突然の状況にどう対応すればいいか分からない
特に、未経験のことに直面すると「どうしよう…」と頭が真っ白になり、何もできなくなってしまうことが多いのです。
そんなお子さんには、じゃあ…どうすればいいのでしょうか?
「どうすればいいか」を教えてあげるママの関わり方
- こう言うといいよ、というモデルになって魅せてあげる
挨拶や人と関わる場面・場所では、ママから先に挨拶や声をかける場面を見せて、具体的な行動を目の前で見せてあげることで、イメージがしやすくなります。
- 場面ごとのシミュレーションをする
明日は〇〇ちゃんと会うね、会ったらどうする?と事前にお子さんと一緒にイメージトレーニングをすると、実際の場面でも対応しやすくなります。
- 無言でも大丈夫なサインを決めておく
言葉が出なかった場合、うなづくだけでもOKだよ、困ったらこうしたらいいよ、と代替案を伝えておくことで、プレッシャーが減ります。
とっさに言えなかった子が言えるようになってきた!
わが家の子どもも、とっさに「ありがとう」や「どうぞ」が言えないことが多いことがありました。
そんな時に、今までの私は「ほら、言わないと!」と促したり、出来なければ叱ったりすることが多かったので、関わり方を見直そうと決めました。それからは、促すことをやめて、違う視点から関わることにしました。
それだけで、子どもは自分のペースで「ありがとう」が言えるようになりました。一人でいることが多かったわが子でしたが、それをきっかけに仲良くなった子と遊べるようになり、友だちとの触れ合いで笑顔を増やすことができました。
子どもの「経験」が可能性を広げる!
もし、いまこの記事を読んでいらっしゃるママのお子さんが、適切な反応を表現していない・できないなら、それは「経験不足」や「どうすればいいか分からない」ことが原因です。
だからこそ、焦らず少しずつ「こうすればいい!」という経験を積み重ねることが大切です。
ママの対応次第では、お子さんが少しずつ「次はこうしてみよう!」と思えるようになれば、自信につながっていきます。まずは小さな成功体験を積み重ねることから始めていきましょう!