場面緘黙とは
場面緘黙とは、「お家では話せるのに、特定の場所・場面では話せなくなる、動かなくなる状態」と定義されています。
2〜5歳で発症することが多く、500人に1人の割合でいると言われています。
ですが、診断はされていませんが、緊張して話せない子どもを入れると、実際はもっと多いのではないかと私は感じています。
場面緘黙と言われても、状態が重度の子もいれば、軽い子もいるように、それぞれによって重症度が違います。だからこそ、困り事が軽いからといって、様子を見ることはしない方がいいのです。
場面緘黙のコミュニケーションで感じたこと
場面緘黙のある子の朝は、とにかく憂鬱です。
不安で動けなかったり、布団の中でうずくまっていたり、学校というワードを聞いただけで、表情が暗くなるのを見ると、「あぁ、またか・・」と思ってしまう事はありませんか?
そんな毎日になってくると、親である私も学校に対して、ネガティブな想像しかできなくなるのです。
だけど、本当は我が子のことをポジティブに捉えたかったし、そんな風に捉えられるように努力してきたつもりでした。ただ、それ以上にネガティブな反応が強いので、私は子どものマイナスの感情に振り回されていたようでした。
ネガティブに捉えやすい場面緘黙の子
場面緘黙の子は、ネガティブに捉えやすい思考が習慣になってくると、ネガティブな思考の癖になりがちです。
場面緘黙の子は、ネガティブな記憶を残しやすいところがあるため、嫌な出来事をよく覚えています。
だから、ちょっとした出来事でも、嫌な記憶と結びつけて考えたりするので、ありもしないことを不安に感じたりする事があります。
だから、また起きられなかった・・起きれない自分はなんてダメなんだ・・そういって不安や自責感がどんどん膨らんでいくのです。
場面緘黙の子への非常識な対応
ネガティブに考えてしまう場面緘黙の子に「大丈夫だって!」と言っても正直、効果はありません。そして、不安になっている時に、あれこれ言ったとしても、聞こえません。
それどころか、より不安にさせてしまう可能性があります。
それよりも、ネガティブな記憶を残しやすいところに注目して、ポジティブな記憶を上書きしてあげればいいと考え直すのです!
小学生の息子も、
また起きれなかったら・・
また嫌なことが起こったら・・
どうしよう・・
こんな風にいつまでも不安になってしまう事があるのですが、子どもの行動自体が危険でなければ、お家では基本的に「大丈夫だって!」ではなく、「そうなんだね」という声かけをしています。
もしくは、何も言わない。
不安な状態の時には、何をいっても跳ね返されてしまいます。それは脳が不安に巻き込まれていて感情が暴れているから。
だから、お家でママがすることは、たった一つ。
あたたかく待つこと
です。
ただただ、ニコニコして見守ること。肯定の仕方を「話す」ではなく「ニコニコ」と敢えてすることで、それだけで感情が落ち着いてくるのです。
最新刊の電子書籍はこちらからダウンロードできます!
▼ ▼ ▼