場面緘黙の子を育てるママをポジティブな視点に変える「コトバ」のチカラ

感情の育て方
子育ての中で、時にはうまくいかないことがあったり、ついイライラしてしまったりすることは誰にでもありますよね。特に、子どもが場面緘黙や学校生活に不安を抱えていると、親としてもどう対処すればよいのか悩み、気持ちが沈んでしまうことも少なくありません。そんな時、ママ自身の心を少しでも軽くし、ポジティブな視点に変える「コトバ」の力を活用してみませんか?今回は、日々の育児の中で使える、ポジティブ思考に導くコトバをいくつかご紹介します。

焦りや不安を抱える中で、見つける小さな「今できること」

場面緘黙のお子さんが学校に行くのを嫌がったり、思うように行動しないとき、皆さんはどのような気持ちになりますか?

「どうしてできないの?」と責めてしまったりすることはないでしょうか?

 

わたしも朝の準備で忙しい時ほど、子どもが学校を行き渋ったりすることがあると、イライラしてしまったり、「なんで今なの?」と焦ってついつい怒鳴ってしまう経験がありました。

 

しかし、そんな時こそ「大丈夫、今できることから始めよう」と言い聞かせてみてください。

 

お子さんが何か一歩を踏み出す時、それは小さな進歩であったとしても大きな意味をもたらします。親が焦らず、今できることに目を向けることで、ママの心にも余裕が生まれて、子どもにもその安心感が伝わっていくのです。

まだできてないことに目が向く場面緘黙の子育ての視点を変える言葉

場面緘黙の子育てをしていると、どうしても「まだできてないこと」に目が行きがちです。

 

ですが、「これができたね!」というポジティブなフィードバックを心がけると、ママの気持ちも少しずつ変わっていきます。

 

たとえ小さなことだったとしても、子どもの小さな成功体験を見つけて、それを気づかせて、喜んで見つけていくことを繰り返していくことで、育児の中にプラスのエネルギーが生まれます。

 

そうすると、親子で「ちゃんと前に進んでいるんだ」と思えるようになります。

場面緘黙の子育てにおいて大事な言い聞かせる言葉

育児において、完璧を求めてしまうことは誰にでもあります。
ですが、完璧を目指すあまり、自分を追い詰めてしまうことはありませんか?

 

「完璧じゃなくてもいいんだ」と自分に言い聞かせて、肩の力を抜いてみましょう。

 

あっという間に過ぎ去ってしまう場面緘黙の子育てを、一つ一つの場面で完璧を求めず、「今できること」を大切にすることで、ママ自身の心が軽くなり、ポジティブな気持ちが自然と湧き上がってくるはずです。

大きな変化や成長を感じられない場面緘黙の子だからこそ 「一歩ずつ、焦らなくていい」

場面緘黙のお子さんは一年を通して大きな変化や成長を感じられることが正直少ない。

 

だからこそ、子どもの成長や変化をすぐに求めてしまうことがありますが、子どもにはそれぞれのペースがあることを知っておいてほしいのです。

 

「一歩ずつ、焦らない」と自分に言い聞かせることで、ママの心にゆとりが生まれます。

 

その心のゆとりこそが、お子さんに安心感を与え、自然とポジティブな関係を築く土台となります。

焦らずお子さんと向き合うことが、長い目で見たときに大きな成果につながっていきます。

 

日々の中で、ポジティブに考えるのは簡単なことではありませんが、「コトバ」の力を使うことで、少しずつママの思考も前向きになっていきます。

 

今回ご紹介した言葉を、日常の中でご自身に向けて話しかけてみてください。ママのポジティブな気持ちが、子どもの安心感から自分らしさを発揮できるようになっていきますよ。

 

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