場面緘黙の子育てストレスに追い討ちをかける時間の見直し2つのポイント

リアルな声
自分の思いを伝えるのが苦手な場面緘黙の子は、年齢が上がるにつれて、相手にうまく伝わらないストレスから手を出したくなる衝動に陥ることがあるようです。この状態は一刻も早く対応してあげたい!今回はお母さんが抱えるストレスが子育てに追い討ちをかけやすい「時間の見直しポイント」についてお話しします。

お母さんが抱えるストレスが子育てに追い討ちをかけてしまう事実

自分の気持ちを伝えるのが苦手な場面緘黙のお子さんは、以前は園の子と仲良く遊んでいたのに、最近ではこのようなことでお悩みでした。

 

・他の子を押し飛ばしたりすることが増えた

・話していても、なにが言いたいのか伝わらない

 

お母さんはお子さんに対して『やりたいことを伸び伸びできるように育てたい』という強い思いがありました。素晴らしいですよね!

 

ですが、お母さんは仕事で忙しくイライラする一方で、お子さんはテレビを見て1人で遊ぶことが多かったそうです。

 

本当は一緒に遊んであげたい・・けれど、目の前の仕事が忙しく、わが子に対して『遊んであげられない罪悪感』が無意識にあったのかもしれません。それはお母さんのストレスの要因にもなっていました。

 

つまり、自分の気持ちを伝えるのが苦手なお子さんの困りごとに悩まれていましたが、同時に、いちばん近くで対応するお母さんの時間に追われる子育てスタイルも改善していくことも大切だったのです。

ストレスからくるネガティブな声かけが脳の成長を弱める原因になる

「早くしてよ!」
「なんでできないの?!」

会話や行動などのアウトプットがゆっくりなお子さんの場合、周りが急かしたりすることで、より緊張感が増して行動にブレーキが生じてしまうことがあります。

 

脳はネガティブなことを考えるのは得意です。

 

なので、ネガティブな経験をすると同じような過ちを繰り返さないようにと脳が慎重になりますが、慎重すぎるのも行動が制限されてしまうので、不安になりやすい特性のお子さんによっては、それ自体が困りごとになってしまうことがあります。

 

年長さんの子どもの発達段階としては、まだまだ行動スキルの未熟さ、脳の未熟さがあります。なので失敗しても平気なフリをしてしまうのです。

 

失敗して平気なフリをしていると、少なからず親としてはもっと反省しなさい!もっと気をつけなさい!と注意する毎日になってしまいますよね・・。

 

だからこそ、このままの対応ではいけないのです!

 

大きくなった時に、周りに失敗を指摘をされて不安を助長されるぐらいなら、困りごとに気づいている今からきちんとした対応が必要なのです。

 

不安や失敗経験からのネガティブ思考は脳の働きを弱めてしまいます。未熟な脳だからこそ、今からポジティブな関わりで脳の働きを伸ばしておきたいのです。

今のお母さんの時間を把握することで見えてくる忙しさの理由

仕事に忙しく、子育てに追われて、子どもへの声かけがコントロールできないお母さんの場合、時間を把握することから始めてみましょう。

 

・どんな時に忙しさを感じるのか?

・忙しいと感じる時間は具体的に何をしているのか?

・1日のタスクが多すぎないか?

 

子育てをしている時はキャパオーバーになりがちです。なぜなら、1人の時間ではなく、子どもの時間も自分のタスクに加わってしまうからです。

 

タスクが多くなればなるほど、お母さんの心は苦しくなります。

 

その苦しさが、あれもできてない・これもできてないという否定的な視点になってくると、子どもに対してもあれができてない・これができてないという否定的な視点になっていくのです。

 

まずは目の前の忙しさを手放すのはどれにするか?を決めましょう!増やすのではなく、減らすことから始めてみるのです!

 

どう対応すればいいか分からず発達科学コミュニケーションを学び始めたお母さんのストーリーについてはこちらからどうぞ↓
https://desc-lab.com/hamayamaidumi/364/

 

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