朝になると学校へ行き渋る場面かんもくのある子が動き出せたママのシンプル対応

グレーゾーン
集団で過ごさなければならない小学校生活。場面かんもくのある発達障害・グレーゾーンは集団行動で様々な刺激を毎日受けて帰ってきます。ちょっとした出来事をネガティブに受け取ってしまったり、敏感に感じ取ってしまうところは、不安を助長させてしまうから、安心感を与える環境をつくることが大事なのですが、それはママのシンプルな対応で作れるのです。

場面かんもくのある発達障害・グレーゾーンの「不安」に巻き込まれると不安の負の連鎖が起こる

朝になるたびに「学校が怖い」と言って、学校に行き渋る場面かんもくのあるお子さんの対応に悩むことはないですか?

 

どうして、怖がるの?
どうして、不安なの?

 

我が子の考えている事が分からないと、お母さんも不安で対応に悩んでしまいますよね。

 

不安には、周りの事を不安に巻き込む特徴があります。つまり、不安の負の連鎖が起きると、なかなか動き出すのに時間がかかってしまうので、早急に負の連鎖を抜け出す事が必要です。

朝いつも行き渋る場面かんもくのある子が自分で決めて動き出せるようになった

以前の私は、朝から不安が強くなる場面かんもくのある子に、叱りたくないのに怒鳴ってしまう事しか出来ませんでした。

 

落ち着かせようと思って、待ってみるものの、待っても待っても変わりませんでした。

 

段々イライラしてきて、上手く対応できないことに対して、母親として全然できてない・・と自信を次第に無くしていきました。

子どもの不安に流されないためのママの感情コントロール

小学生になる息子が、学校へ行くと決めて自分から動き出せるようになったのは、私の関わり方でした。

 

子どもの不安に流されないためには、『子どもの感情に流されないこと』です。

 

人は会話をする時、言語と非言語の情報をそれぞれ受け取っています。その中でも非言語情報といって相手の表情や視線など言葉以外のものを先に情報として受け取ります。

 

だから、お母さんがイライラやモヤモヤなどネガティブな感情で接していると、怒っていないはずなのに、目が怖かったり、眉間にしわを寄せていたり、キツイ言い方になってしまったりしてしまいますよね。

 

このように視線や表情、声色に無意識に表面化してきてしまうのです。そうなると、周りに敏感に反応しやすい場面かんもくのある子は、すぐに気づいてしまいます。

 

ネガティブな感情は人にとって、身を守るための大切な感情です。ですが、ネガティブな感情ばかりでは過ごしにくいので、感情コントロールすることが大事なのです。

 

そもそも、ネガティブな感情は情動感染しやすく、周りに伝わりやすい特徴があります。だから、ママが不安になると子どもも不安になりやすいのです。

 

 

つまり、不安に巻き込まれないように大人は気をつける必要があるのです。大人は脳が成長している分、コントロールできるので、大人から変わっていく必要があるのです。

不安を落ち着かせるのに効果的なのは「言葉のアウトプット」

不安という感情に巻き込まれないようにするために、まずママがする事は、自分自身の今の感情を知る事です。

 

 

今、イライラしてる・・?
今、嬉しい・・?

 

もしイライラしていたことに気づいたなら親であるお母さんは、自分自身を落ち着かせる事ができるはずです。

 

そして、子どもと距離をとって感情に巻き込まれないようにしていく必要があります。

 

 

人によっては、今いる場所から違う部屋へ行ったり、冷たい空気に触れたり、深呼吸をしてみたり・・自分なりに適応した行動を自然としているはずです。つまり、気持ちの切り替え力を大人は既に身につけています。

 

ただ、子どもは上手くできません。特に場面かんもくのある発達障害・グレーゾーンは、気持ちの切り替えが苦手です。だから、今サポートが必要なんです。

 

そのサポートというのは、実にシンプルです。

 

「不安を落ち着かせるには言葉のアウトプットが効果的」です。

 

怖くて動き出せない子には、子どもの言葉を「そうなんだね」と受け止めるのが大事なのです。

 

不安が強い時、小学生の息子は支離滅裂なことを言う時もありました。それでも、子どもの感情が落ち着かない間は、ママとしてはひとまず気持ちを受け止めてあげる事を徹底しましょう。

 

つじつまの合わない、まとまりのない言葉だったとしても受け入れてもらえる事で、子どもは安心して動き出せるのです。

 

お家時間に、今の気持ちをアウトプットさせて、気持ちを落ち着かせることを増やしていきましょう。心に余裕ができて、お子さんのこれからの過ごし方がずいぶん変わってくるはずです。

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