学校では緊張する場面緘黙のある子
学校などの集団行動で過ごす子ども達は、毎日時間割に沿ってどのように動けばいいか段取りを立てながら動いています。
状況を理解するのが苦手な場面緘黙の子は、緊張する学校などの環境下ではプレッシャーで動けなくなることがあります。
親としては、自分でなんでもできるようになってほしい!
さらに、高学年になれば、緊張する学校でも気持ちを切り替えながら、自分より年下の子の面倒を責任を持って見れるようになってほしい、と願ってしまいますよね。
学校で緊張しやすい場面緘黙の子は出来ることも出来なくて失敗しやすい
学校で緊張しやすい我が家の子どもは、緊張や不安で動けなくなってしまう事があります。だから、出来ることも出来なくて、他の子よりも失敗しやすく落ち込みやすいところがあります。
さらに、失敗経験が増えて、周りから「なんで出来ないの?」と指摘される事が多くなると、できなかった自分に焦点を当てて自信をなくしていくのです。
場面緘黙の子は、ネガティブな出来事を記憶に残しやすいので、何度もネガティブな出来事を思い出しては、自信をなくす事を繰り返して自己肯定感をどんどん下げていってしまいます。
自信をなくしてしまうと、行動量も減ってしまうので、本来出来ることも出来なくなってしまいます。出来るのに出来ないのは、とてももったいない状態ですよね。
学校で緊張してフリーズする理由は〇〇!
小学生の我が子は、学校で緊張してフリーズしてしまう事があります。だから、出来るのに出来なくなる経験が他の子より圧倒的に多いと思います。
フリーズしてしまう場面緘黙の子にはある理由があります。
結論から言うと、フリーズしている間というのは、様々な情報や記憶を組み合わせて整理するために必要な時間です。
つまり、場面緘黙の子は、脳の中を整理するための時間が他の子よりも緊張や不安が強い時こそ、必要だという事です。
そして、緊張や不安が強い状況下では、いま目の前で何が起きているか状況判断が難しいため、なかなか動き出すことができなくて、周りから「早く動いてよ!」「何してるの?」と思われてしまうことが多いのです。
場面緘黙のある子が失敗しても感情を切り替えられるママのコミュニケーション
失敗経験が多い我が家の子どもは、学校などの緊張する場面ではフリーズしてしまう事が多いです。
そんな息子に、私はお家でこんな関わり方をしていました。
・目を合わせて会話する
・子どもの反応が出るまで待つ
以前の私は、息子が話し出す前に、あれこれ先に言ってしまう母親でした。「こうすればいい」「ああすればいい」・・と先に全部言ってしまっていたのです。
早くしないと、仕事に間に合わない!時間が間に合わない!急がないと!と、私が周りに振り回されていた結果です。本当は、もっと子どもに考えさせるコミュニケーションがしたかったのですが、私はいつも早く!早く!と急かすような声かけをしていました。
だから、息子はいつも私に「これやっていい?」「あれやっていい?」と確認してから行動するようになっていきました。
ですが、そんな自信の持てない我が家の息子も、私のコミュニケーションを変えただけで、感情を整理しながら、何を相手に伝えたいのかを言えるようになっていきました。
脳の感情の部分が育ちきっていないからこそ、子どもの感情を胸の内に秘めておくのではなく、感情を整理させて言語化していく力をつけていきましょう。感情をコントロールできるようになっていきますよ。
最新刊無料電子書籍はこちらからダウンロードできます!
▼ ▼ ▼