学習内容が山場に入る2学期、
テストや受験に向けて
「計画的にやってほしい!」
そう、焦るママも多いのではないでしょうか。
だけど、現実は・・・
計画を立ててあげても、手をつけない。
やるように声をかけると不機嫌に。
あげくの果てには、ママが作った予定表を ビリッ!と破り捨てる!
「なんでそんなことするの?」と悲しくなりますよね。
ですが、実はこれは
怠けているのではなく
“管理されることへの反発”
なんです。
例えるなら
私たちだって毎日のご飯づくり。
もし、パートナーにこんなこと言われたらどうでしょう?
「ちゃんとバランス考えてるの?」
「えっ?無計画に作りたいものだけ作ってるの?」
「このペースじゃ、毎日一汁三菜なんか作れないでしょ?」
「上手くいかなくなったら、ふて寝するんでしょ?」
「君には無理だから、俺が献立表作ってあげるよ」
……どうですか?
胸がざわつきませんか?
私なら間違いなく、
献立表を破り捨てたくなります(笑)。
自分の家事を真っ向から否定されたら、
やる気なんて一瞬で消えてしまいますよね。
子どもが予定表を破るとしたら、まさにこの感覚です。
「信じてもらえていない」
「任されていない」
その絶望感が爆発しているんです。
ママが
「わが子のために!」と
良かれと思ってやっていることが
逆にやる気を失わせることになっているなんて・・・
だけど、これが現実。
私のところに
相談に来られる「勉強ギライ」の大半は
この親子のミスコミュニケーションを繰り返してきて
こじらせてしまったケースなんです。
小学校高学年から中学生にかけては、
計画力は未熟でも「自分でやりたい!」という主体性が一気に強くなる時期。
だから「やらされる計画」には反発します。
予定表を破るくらいの気持ちがあるのは、むしろチャンス。
その芽をつぶさず、伸ばす関わりに変えていきましょう。
✅ 発コミュ的に今すぐできる3つ
① 任せる余白を残す
「どうする?」と聞いて、本人が選べる場面をつくる。
→ 「信じてもらえてる感覚」につながります。
② 小さな動きをキャッチして肯定
ノートを開いた・鉛筆を持った、その瞬間に「いいね」と伝える。
→ 「できるかも!」という「自己効力感」につながります。
③ SOSを出せる関係を守る
困ったときに「助けて」が言えるように、普段から安心のベースを積み上げる。
→ それが将来の「自己学習力」に直結します。
ゴールは目先の勉強を一瞬計画的にやらせることではありません。一生、愉しく主体的に学び続ける脳を育てること!
そのために、目指すのはいつだって
「自己効力感」と「自己学習力」をつけること。
つまり「自分でやれる!」という感覚と、「工夫して進める力」がつくことが大事なんです。
予定表を破ったのは「怠け心」ではなく「主体性の芽」。
それをつぶさずに伸ばしてあげることが
未来の大逆転につながります!