「早くしなさい!」が通じない子に〜叱らずに動けるようになる“脳のスイッチ”の入れ方

困りごと解決

「早くしなさい!」
「なんでこんなに遅いの?」
「ちゃんと集中して!」

気づけば毎日、
同じ言葉をくり返していませんか?

――言えば言うほど、動かなくなる。
しまいには泣き出したり、反抗したり・・・

それは「やる気がない」のではなく、
脳のネットワークが一時停止しているサインなんです。

たとえば、
ゆっくり食べる、
ノートを書くのが追いつかない、
朝、急かすほどに頭痛や腹痛がおこる。

そんな子ほど、
インプットはできているのに、アウトプットの回路が細いタイプ。
「理解しているのに出せない」だけなんです。

つまり、
「早くしなさい」はこのタイプにとって、
“脳の電源を切るスイッチ”になってしまう。

ですが、関わり方を変えるとどうなると思いますか?

そんな子におすすめなのは
カウントアップです^^
何秒でできるかな?とゆっくり数えるやり方なんです。

よくあるのは
カウントダウンですよね
「10秒以内に靴履いてね!」

10、9、8、・・・

カウントダウンだと、
急かされていると感じて
「やめてやめて!」
と焦ったり怒ったりする子でも、
カウントアップなら、安心してやってくれることが多いんです。

そして、靴が履けたら「肯定」します。

「今日は8秒で靴が履けたね!」
「昨日は9秒だったのにね!」

こんなふうに「早くなっているよ」ということを伝えて
成功体験を積み重ねることができます^^

これはほんの一例ですが、
こんな声がけで、
緊張していた脳が安心モードに切り替わり、
止まっていた回路が動き出します。
これを3ヶ月間繰り返すから、ネットワークが太くなっていき、
スムーズに動けるようになるんですね^^

数ヶ月後には、
「今までより集中できる」
「自分で考えて動ける」
そんな変化が当たり前になっていきます。

「以前より自発的に勉強に対して行動するようになりました。以前なら言わなければ課題をしなかったのが自分から計画を立てるようになりました!」

3回目のレクチャーでこう報告してくださったのは
中学2年生男子のママ、Mさん(仮名)

受講前は、集中力がなくて勉強が続かないことや
学校や塾で教わったことを復習しないために身につかないことを心配しておられました。
約束や頼み事もすぐに忘れてしまう・・・

新しい子育てを学んで
成功体験を意図的に戦略的に積み重ねることで
勉強が「自分ごと」になり、
身につくようになったんです^^

発達科学コミュニケーションは、
“子どもを変える魔法”ではなく、
“脳を作り変え、動かす科学”です。

叱らなくても動けるようになる。
根性で無理に頑張らなくても
学びがつながる。

「うちの子、もしかしてこのタイプかも・・・」と思ったなら、
脳のスイッチを入れる順番の声がけをマスターしましょう^^

成功体験を意図的に戦略的に積み重ねる声がけで、スイッチを入れることができます!

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