前回の記事に
たくさんのご感想をいただきました。
ありがとうございます!
多くは
「正そうとする声がけ、やっちゃってました・・・」
というもの。
わかります。
私もそうでした・・・
やるべきことをやらない子を目の前にしたら
黙っていられませんよね。
さて今日は
「“宿題イヤ!”を生み出す
発達凸凹の子の思考パターンが諸悪の根源なワケ」
についてのお話です。
✓ なんで宿題と聞くだけで不機嫌になるの?
✓ なんで教えてもすぐ忘れるの?
✓ なんで“できる日”と“できない日”の差が極端なの?
こんなお悩みの 諸悪の根源は、
発達凸凹の子の思考パターン にあります。
今まで「いい子」だったお子さんが
急に宿題に向かえなくなったり、
できなくてイライラ怒り出したりするのは、
もって生まれた脳の反応 が影響しています。
この仕組みを知れば、
やるべきサポートが分かるようになります。

ここから先は、
発達凸凹の子の
思考パターンに気づいて
どうにかしてあげたい方だけ
読み進めてください。
発達凸凹の子の思考パターン
これを科学的に攻略して関わるのが
宿題問題の根本解決です
発達凸凹の子は、
脳の仕組みとしてやる気スイッチが
“刺激”か“安心” のどちらかでしか入りません。
そして宿題には
「楽しい」というプラスの刺激が少なく、
失敗体験が積み重なっているため、
宿題=つまらない・否定される・怒られる・傷つく
=危険なもの
という受け取り方を、
脳が自動的にしてしまうのです。
これによって、
同じ状況でも、
発達凸凹の子は特に
刺激に対して敏感に反応します。
例えば、
先生が「宿題は必ずやってきてね」と言ったとして
普通の子は「はいはい〜」で終わるところを、
発達凸凹の子は、
「できなかったら怒られる」
「昨日忘れたから今日もダメかも」
「またやり直しさせられたらどうしよう」
と、過去の失敗を一瞬で思い出して
脳がストレス状態になります。
つまり、
「大げさに受け取めている」のではなく、
経験をそのまま強く記憶しやすい脳の特性 があるということ。
この思考パターンがある限り、
どんな声かけも
すべて“嫌な方向”に変換され、
ストレス反応がさらに強まります。
その結果——
●先延ばし
●癇癪
●雑にやって終わらせようとする
●無視
●逃避(YouTube・スマホ・ゲームなど)
などの防衛行動が出てしまうのです。
この思考パターンがある限り
これらはいつでも形を変えて
お子さんの学びを邪魔してくるんです。

だから、
発達凸凹の子に
絶対NGな関わり方とは?
「早く宿題しなさい!」
「なんでできないの?」
「ちゃんと丁寧にやって!」
と、向かう姿勢や、
やった内容について正そうとすること。
これらは、
発達凸凹の子の
防衛反応を
さらに強めてしまいます。
まず必要なのは、
思考パターンを攻略し、
脳に逆らわない関わり方で
安心の回路を科学的に育てること。
これができると、
宿題に対してのストレスが下がり、
お子さんが宿題にスムーズに取りかかれるようになります。
ここから先の人生を、
お子さんがずっと
“宿題=苦痛・怒られるもの”
という心のフィルターで見続けるのか、
それともそのフィルターを外して、
「やってみよう」
「自分ならできる」
という感覚を取り戻すのか。
それは、
お子さん自身よりも、
これからの
ママとのコミュニケーション次第。
お子さんの思考パターンを
ポジティブなものに変えていきたい方は、
次回の記事も
ぜひチェックしてくださいね。


