宿題——癇癪・先延ばし・雑にやる その行動、ぜんぶ「無意識のNG声かけ」が原因かもしれません

やる気・学習意欲

さて今日は

「宿題にとりかかれない発達凸凹の子の
サポートは “今すぐ” が鉄則!」

というお話です。

宿題は?と聞くと、
あるいは宿題のことを
思い出しただけで
不機嫌になったり、

癇癪・先延ばし・雑にやる・・・


そんな 発達凸凹の子は
ただ見守るだけではダメです。

なぜなら、
宿題を「危険」と認識したままの状態が続くと、

●できた!という感覚が育たない
●成功体験が減る
●机に向かう習慣がいつまでもつかない

結果として、
待てど暮らせど、
勉強習慣はつかないから。

ですが——ここが大事!

だからと言って、

「早く宿題しなさい!」
「ちゃんとやりなさい!」

と無理にやらせようとするのが 逆効果 
というのも、私の読者さんなら
もう理解いただいてると思います。

そう、
発達凸凹の子は、


慢性的な脳ストレスによって
“宿題=危険” と誤学習している
から。

そこに正そうとする声かけが入ると、
脳はさらにストレス過敏になり、
余計に動けなくなります。

そこで、です・・・

実は、本当に危険な

ママも無意識な「正そうとする声がけ」

が存在するということに、気づいていないママが多い!

無理にやらせない方がいいって聞いたから・・・と言って、こんな声がけをしていませんか?

「ちゃんと宿題やれてエライね!」
「無理にやらなくてもいいよ」
「1枚だけでもやれればいいよ」

実は、これら3つも危険な声がけなんです!

これらは子どもを「コントロール」しようとする声がけなので、
繊細な子や敏感な子ほど察知して、やはり
「危険!」と認識してしまうんです・・・

ではどうしたらいいのか?

まずやってほしいのは
一旦、脳へのストレスをゼロに戻すこと。

ストレスに過剰反応する脳を
落ち着かせるためには、
いったん刺激を遮断する必要があります。

つまり——

「宿題は?」という声かけを
いったん封印する。

穏やかな関係が戻ってきて、

「ママは無理に嫌なことをやらせようとしたり、コントロールしようとする危険な存在ではない」

そう認識されるようになれたら
少しずつ“できること”を増やし、
意図的に戦略的に成功体験を増やしていきます。

そして最終的には、
ストレスを倍増させ、
防衛反応で宿題を避けてしまう
発達凸凹の子の思考パターンを変えるところまで
脳を発達させていく必要があります。

これができるまでに最低でも3か月。

今すぐアプローチを始めても、
3か月後は2月末

そう、
学年末の評価にギリギリ間に合うタイミング

そこで、注目してほしいのが
1か月後に来る冬休みです。

冬休みは学校のストレスがなく、
気持ちに余裕が生まれます。

親戚など、ママ以外から肯定してもらえる機会も作れる最大のチャンス!

宿題にとりかかる土台になる
安心の回路が一気に伸びる
最高のタイミング
になるのです。

この冬休みを最大限に活かすには、


11月〜12月の今から
脳のコンディションを整え始めること。

脳はこの順番で育ちます

①脳に逆らわない関わり方でストレス反応を落とす
   ↓
②「できるかも」の自信を回復させる
   ↓
③行動量を増やして「宿題=危険の記憶」を成功体験で上書きする
   ↓
④感情コントロールが整い、癇癪などがなくなる
   ↓
⑤集中力・理解力が高まり、勉強習慣が定着する

宿題にスッととりかかりはじめるのは、
②〜④のあたり
(ここに個人差はある)

だから
今すぐのサポートが
冬休みを“大逆転のチャンス”に変えるのです。

お子さんにとって1年に1度の大チャンスを
活かすか、対応に迷いながら
無意識にNG声がけを繰り返しながら見過ごすかは
ママ次第!

お子さんの思考パターンを変えられる、このチャンスを逃さず、しっかり活用してあげてくださいね!

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