1年前『死んだほうがいい』と言っていた子が・・・今。

今日は、
先日のNicotto講座(上級講座)の成果報告会で共有された
あるママ(Rさん/仮名)の1年間の変化
をお届けします。

今、反抗期・受験期・メンタル不安定なお子さんを育てているママにとって、
大きなヒントになる事例です。

1年前の今頃、
Rさんはかなり追い詰められていました。

息子さんは当時、中学2年生。
ゲーム中の暴言が激しく、反抗的。
感情の起伏も大きく、家庭の空気は張りつめていました。

次第に無気力になり、ある日
Rさんの耳に飛び込んできた言葉が――

「俺はダメ息子だから、死んだほうがいい」

Rさんは
「これは反抗期では済まない」
と感じ、年末に個別相談を受けられました。

この時点では、
勉強どころの話ではありません。

まず必要だったのは、
「生きていて大丈夫だ」
と、脳に伝える関わりでした。

勉強への口出しは、一旦すべてストップ。

・できていないことではなく
・できていることだけを見る
・否定せず、吐き出しを受け止める

この時期は、
成績も、提出物も、進路も、

いったん全部横に置きました。

そこから1年。

Rさんが話してくれたのは、
「リアルな受験期の様子」でした。

息子さんは現在、中学3年生。
受験期に入り、

・進路関係の提出物
・期末テスト
・塾
と、負荷が一気に増えています。

1年前と決定的に違ったのはここからです。

最近、
提出物の不備や返却、
先生からの注意もありましたが

・提出物にミスがあっても、親子で作戦会議ができる
・責めずに「どう直す?」と一緒に考えられる
途中で投げ出さなくなった

そして、
勉強面にもはっきりとした変化が出ていました。

・「期末テスト、400点目指すか」と
 自分から目標を口にした
・テスト直前ではなく、
 早い段階から準備を開始
・ワークを「提出のため」ではなく、
 理解のために3〜5回繰り返し復習

以前は、
ワークを1回やって出すだけで精一杯だったお子さん。

それが今は、
自分で計画し、振り返り、やり直す
という行動に変わっていました。

「勉強の前に、親子関係が完全に回復している」
「ミスした時にママにSOSを出せる」

ママが自分を責めない存在だと
子どもが分かっている。
それが、このように折れずに勉強に向かえる土台になります。

それを、1年前から準備できたのが
Rさんの勝因ですね^^

受験目前となっては
一旦横に置く・・・ということが
なかなか困難になるのは目に見えると思います。

ということで、
これから受験を迎える凸凹キッズのママに知っておいてほしいのは以下の3つです。

① ケアレスミスは「人格」ではない

不注意は性格でも、やる気でもなく
脳の特性 × ストレスの問題。

だから
叱らず、切り離して扱う。

② 本番で台無しにしないための家での準備

・読み間違い対策
・指差し確認
・声に出す
・線を引く
・ケアレスミスへの作戦会議

③ 家は最後の安全地帯

・先生への不満も一旦受け止める
・否定せず吐き出させる
・ママは巻き込まれない

そうやって、本番に最高のパフォーマンスを発揮できるように、脳を整えてあげてほしいと思います。
私からは、ケアレスミスを減らすための遊びもひとつ紹介しました。

さて、先日の1日限定セミナーでは
ケアレスミスに限らず、
勉強好きな脳に育てるための秘密をお伝えしました。

「反復練習なしでケアレスミスが減る!
発達凸凹の子がテストで得点できる
ママの関わり方体験セミナー」

・なぜケアレスミスが起きるのか
・受験期に外せない視点
・叱らずにミスを減らす具体策

※当日の様子です

このセミナー、上級講座生を対象外にしたところ
「参加したかった!」という声をたくさんいただきました。

実は、15日(月)の「スタディコンサル」で
上級講座生の皆さんにもお教えしましたので、
アーカイブをチェックしてくださいね。

1年前、
「死んだほうがいい」と言っていたお子さんが、

今は
・ミスしても立て直せる
・ママに相談できる
・自分で目標を立てて勉強に向かっている

これは偶然ではありません。

正しい関わり方で順番に脳を育てたからこそ
もう2度と後戻りせず
学びを楽しめるようになったんです

選択できる人生を
歩み歩ませる

ママだから、それを叶えてあげられます^^

そして、私は、
このコミュニケーションができる大人を日本中に増やして
子どもたち一人ひとりの前に立たせたいんです。
それが、その子らしい人生を歩んでいくために1番いい方法だと考えているから。

今日はここまで☆

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