英語はいつも90点以上とれるのに、
数学は30点台・・・
逆に、数学は100点近いのに、
国語は40点台・・・
お子さんに、そんな傾向はありませんか?
実はこの「教科による点数差」、発達凸凹キッズにはよくある特徴なんです。
興味の偏りも影響しますが、それ以上に「脳の発達の凸凹」が深く関係しています。
私が集団指導部門の塾講師だった頃の話です。
数学はナンバーワン、だけど、国語の授業中はいつも寝ていた中3のRくん。
文字がつぶれて読めないほど
書くことが苦手で、
私の国語の授業中は顔を伏せて寝てばかり。
当時の私は若くて、こう思ってしまいました。
「私の授業だけ寝るって・・・ナメられてる?」
何度も注意しましたが、態度は悪化。
揚げ足を取る発言、授業の妨害、暴言まで。
「ここは塾。おうちの人があなたのためにお金を出してる場所だよ」
そう伝え、正論でバトルしながら、お母さんとも面談を重ねました。
ですが・・・
結局、受験まで彼の態度を変えることはできませんでした。
苦い思い出です。
これも、今ならどうしたらよかったのか分かります。
Rくんはきっと、読字や書字の困難を抱えていた。
ヤル気がなかったのではなく、「脳が処理しきれなくて本当に苦しかった」んです。
そんなRくんには、叱るのではなく、
「できる教科で自信を育てる声かけ」が必要だったんです。
できる教科を楽しく反復して脳が育ち
苦手教科も含む全体が引き上がるような伸ばし方が良かった。
これはRくんだけの話ではありません。
得意と苦手の差が極端な子は、
苦手を「克服させよう」とすればするほど、
勉強がしんどくなっていきます。
個別指導に来ていたある子は、
90分の授業のうち、
60分間はうつぶせ・雑談・うろうろ・・・
やっと残り30分で問題を解き始める、なんてこともありました。
個別指導って授業料が高いですよね。
なのに、そんな状態・・・
相性の良い講師をつけても、
積み重なった「できない記憶」や劣等感は、そう簡単には消せないのです。
「塾に行ってるから安心」と思っているママは多いかもしれません。
もし、お子さんがこんな状態だったら?
成績アップできるでしょうか?
永久に「正負の数」をやり続けることになりかねませんよね。
やはり、週に1回90分会う先生に任せるだけでは限界があるんです。
それよりも!
毎日お子さんと関わるママが、
ほんの少し声かけを変える方が
お子さんのやる気スイッチを入れることができて、
驚くような“大逆転”をさせてあげられます^^
それは、
できないことをダメ出しする声がけではなく
できていること、得意なことを
たくさん「肯定」する声がけから
はじまります^^
「いつも努力してるね」
「この答え、ナイスアイディアだね!」
「やっぱり、飲み込みが早いな~」
「解いてる表情がいいな~」
「絶妙な大きさで書けてるね!」
こんなふうに
いくらでも「肯定」の声がけって
あるものでしょう^^
お子さんによって
響く声がけ、反発される声がけってあります。
これを記録して傾向を見つけて
上手くいったことを
再現し続けることで脳を作り変えていくのが
苦手克服の最短ルートになります!
うちの子にはどんな声がけが合う?
オーダーメイドが欲しいママは
個別相談に来てくださいね。