お盆帰省で子どもの学びを邪魔しない!発コミュ流・待つ子育て

無料電子書籍

お盆の帰省で田舎に行くと、
広い廊下や縁側、
お墓参りの道で・・・
いとこたちと走り回る子どもたち。


その光景を見て、
つい口から出てしまうのが

「走っちゃダメ!」

だけど、この言葉がけだと
なかなか走るのをやめない・・・
そんな経験ありませんか?

禁止の言葉は
「何をすればいいのか」が分からず、
子どもにとっては行動を変えにくいものです。


しかも、否定されると気分も下がり、
楽しい空気が一気にしぼんでしまいます。

そこで登場するのが
先日のメルマガでも紹介した
発コミュの「日本語を日本語に翻訳する=言葉の翻訳機」です。

禁止を直接言わず、
やってほしい行動や判断を促す問いかけに変えることで、すぐに動きを変えられるようになります。

【解決法】

  1. 「~しちゃダメ」ではなく、やってほしい行動をストレートに言う
     「歩きましょう」
     「ゆっくり行こうね」

  2. 問いかけで本人に気づかせる
     「ここは走っていいところかな?」
     「どうするのが安全かな?」


お盆は普段会わない大人や子どもと過ごす特別な時間。
ガミガミで自己肯定感を下げず
楽しい思い出も壊さず、
安全も守るために、言葉選びが大事です^^

そして、帰省では、
いとこや古くからの友人の子に会うことで、
ついわが子と比べてしまう場面がありますよね。

発達凸凹の子は「できないこと」が
どうしても目立ってしまう・・・

そんな時、
できていないことを正そうとする
「思考の癖」が手放せていないと

「うちの子は○○ができていない」
「何とかしなきゃ!」

そう思った瞬間、
つい、口うるさく言うようになってしまったり
あれこれ先回りして手を出してしまいたくなります。

「手放す」と聞くと「何もしないで放置する」ようで不安になるかもしれません。
実際、昨日のメルマガで不安になっちゃったママもいるかも?

そんなママは
「待つ」 だと思ってください^^

お子さんのことを
何とかしてあげたい・・・
先回りしたくなっちゃうママほど、
優しくて素晴らしいママなんです。

実は、そんなママには傾向があって

視覚が得意で
見て察する力が鋭く
お子さんの微妙な変化に気づいてしまうんです。 

マルチタスクも得意。
よく気がつくからこそ
上手くできない我が子を助けたくなってしまう。
助けないことに罪悪感すら抱いてしまう・・・

これって、人間的には、とても強みでもある素晴らしいところなんですよね。

私は抜けている方なので、
このような気の利いた先回りができるスタッフに、塾でも施設でもとても助けられてきました。

反面、白状すると
それに甘えて、私がやった方が良いことまで
任せてしまっていた自覚もあります。

本当に、いてくれて助かったし 欠かせないパートナーでした。

だけど、この素晴らしい能力は
子育てには発揮しない方がいいんです^^
意図的に調節できるようになるといいですね。

テキパキと 気を利かせて動けるママからすると
お子さんの成長は歯がゆくて

「言わなかったらいつまでもできないままなんじゃ・・・」
と不安になりますが。

大丈夫です!
そもそも、成長の「時間軸」が違うんです。

発達凸凹キッズにとって
「できないこと」は怠けているのではなくて、
特性由来のもの。

育つまで時間がかかるところなんです。

ママがそろそろできるんじゃ?と焦る時点から
5倍~10倍、時間が経たないと
「できない」「動けない」
そう思っていた方がいいと思います。

それぐらい長い間

「待つ」

すると、お子さんが自ら動き出す
できるようになる「感動」

に出会えますよ!

たとえば
朝顔だって、

種を土に埋めて、
水をあげて、すぐには芽を出しませんよね。

3日~4日待って、自分で土から芽を出して、
自分の根っこで水を吸い上げ
自分の葉で栄養を作ります。

多くの過干渉ママがやっていることは
種を埋めて、直後に

「まだ芽がでない!」と
焦って土を掘り返してみて

根っこが伸びるのが遅い・・・と
引っ張ってみたり

ようやく芽が出た!と、
だけど、「双葉が開くのが遅い」とこじ開け・・・
のような感じなんです・・・

小さい時に
このようなストレスをかけられた朝顔は
その後の弦の伸びもが悪くなり
花もつきにくいんですよね。

お子さんが自分で気づいて、
自分で努力するようになるのを
太陽のように
暖かく照らしながら見守るのが一番いいんです。

先回りして 努力させなきゃ!と
手出し口出しすれば、
自主性は育ちません。

だから、このお盆休み

もしもできていないことが目立っていても

焦らないで、育つタイミング
できるようになるタイミングを

待ってあげてほしいと思います。

ガミガミ言ったり
急かしたり、
先回りしてやってあげるよりも

太陽のように
代わりにたくさん「肯定」して
自己効力感を高めて
元気いっぱいにしてあげたほうが
お子さんの発達は加速しますよ☆

タイトルとURLをコピーしました