怒らせないように生きてきたママへ——心が通じる関わりに変わる瞬間

登校しぶり・不登校

「怒らせないように」
「刺激しないように」
「波風を立てないように」

気づけば、子どもと話すときに
いつも“地雷を踏まないように”気を張っている。

私のところに相談に来られるママに、実はとても多いんです。

だけどね。
本当は、怒らせないことが目的じゃないですよね。

「本音で話したい」
「安心して向き合いたい」
「笑って話し合えるようになりたい」

そう思っているのに、
関われば関わるほど、距離が広がっていく気がして
怖くなる。

実はこの「怖さ」には、脳のしくみが関係しています。

脳は“安心”を感じているときしか、
人の言葉を受け取る準備ができません。

だから、怒らせないようにと頑張るほど、
ママも子どもも「安心のない状態」になってしまうんです。

発達科学コミュニケーションでは、
この“安心のスイッチ”を入れる
「肯定」や「ホームカウンセリング」の声かけを学びます。

それは、気持ちを抑える我慢ではなく、
脳の安心ネットワークを育てる「科学的なコミュニケーション術」。

先日のレクチャーで、
感動的な変化を話してくれたママがいました。

中2の女の子のママ、Fさん(仮名)です。
Fさんは6月の「体験会」に参加されて
その後7月から受講をスタートされました。


Fさんのお子さんは、
中1から不登校になり、中2の夏休みまで
部屋にこもっていたんです。

周りの目が気になりすぎて、自己肯定感がどん底・・・
ママは別の講座を受講したこともあるけれど、
自己肯定感を高めることはできず
「何を言っても響かない」と
「できることを褒めても全く響かない」と

個別相談の時に悩んでおられました。

そんなFさんが根本からコミュニケーションを変えて

安心のスイッチを入れる関わりを続けた3ヶ月後、

なんと、お子さんが自分で芸能オーディションに応募!

面接を受け、最終審査を経て、
「やってみたい!」と
自ら新しい挑戦を始めました。

「夏休み明けから学校に行こうかな・・・」
自分から言い出すようになり、

別室登校できるようにもなっているんです!

最初は人に見られることすら怖がっていたのに、
今では“見られる方”に行く道を選んでいます。

わが子と心が通じる関わりに変わったことで
眠っていた本当の想いや
資質を引き出してあげることができたんですね^^

心が安全だと感じた瞬間から、
止まっていた行動も、閉ざされた言葉も、
少しずつ動きだし、変わり始めます。

子どもを変えようして

「理屈や正論」
「その場限りの声がけテクニック」で
動かそうとし続けて・・・

それらを繰り返した結果
子どもが荒れてしまい
「怒らせないように・・・」という状態になっているとしたら

まずは「安心のスイッチ」を押してあげること。

それが、
本当の意味で「話し合える親子関係」への第一歩です。

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