どうして「勉強しなさい」は逆効果なの?  スマホ依存が進む「脳の防衛反応」の正体

困りごと解決

「宿題やりなさい」
「スマホばかり見てないで勉強しなさい」


そう言えば言うほど、逆ギレされたり無視されたり・・・

もう、どうして伝わらないの?


そんな風に、途方に暮れたことありませんか?

ですが、
伝わらないのは“やる気がない”からじゃないんです。

実は、脳が“守りモード”になっているから。

いったい何が怒っているの?


そう思いますよね・・・
こういうことなんです↓

① 扁桃体がONで、脳が“危険”を察知している
・「怒られるかも」「難しそう」=ストレス
→ 勉強=“危険”と脳が判断

② 前頭前野がOFFで、切り替えが効かない
・時計を見て動けない/注意しても聞いてない
・ダラダラしてるのは、サボってるんじゃなくて“機能が落ちてる”だけ

③ “今すぐラクになれる”スマホに逃げる
・不安を消すため、YouTubeやゲームへ流れる
→ 結果、「また怒られる」→さらに脳が守りに入る…の悪循環

だから、
「勉強しなさい」「将来困るよ」って
どれだけ言っても、響かない。

それは、ママの伝え方の問題じゃない。
脳が“聞ける状態”じゃないから。

だから、正しいことを言えば言うほど
“もっとスマホに逃げたくなる”脳の回路が強化されてしまうんです。
これが、

“正論”が通じない理由

の正体だったんです!

正論や叱責では、やる気スイッチは入りません。

むしろ、
「家が一番安心な場所でなくなる」ことで
脳がもっと守りに入り、スマホ依存が強まることも。

たとえば、こんなサインありませんか?

・YouTubeがやめられない/宿題に取り掛かれない
・夜中までスマホ/朝起きられない
・お風呂、食事、片付け…全部“声かけしないと動かない”
・勉強を始めても“鉛筆を持ったままボーッ”とする
・ちょっと言うだけで暴言、暴力、無視、閉じこもり

これらは全て、“守りモード”の脳が出すSOS

じゃあ、どうすればいいの?

必要なのは、たったひとつ。
「安全信号」を先に送ることです^^

怒る前に、正論の前に、まず
「あなたは大丈夫。ここは安心できる場所だよ」
というメッセージを脳に届ける。

それができたとき、
前頭前野が再起動し、
自分で切り替える力が戻ってくるのです^^

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