分離不安の息子のネガティブ発言に心が疲れ果てていた毎日
毎日一緒にいる分離不安の息子。
「僕には無理…」
「やらない」
「お母さんがやって」
「帰りたい」
息子の口から出るのは、ネガティブな言葉ばかり。
一緒にいる時間が長いぶん、私も余裕をなくしていきました。
「またか…」とイライラして、話を聞くことすら苦痛になっていました。

母子登校スタートから1年たっても見えない出口に、募る不安と焦り
母子登校を始めて、1年の節目が近づくに連れて、
「私は毎日何をやっているんだろう」
「この生活いつまで続くのかな」
「息子が自立する日は来るのだろうか?」と
考えては不安な毎日を過ごしていました。
1年寄り添った。一緒にこんなにいるのに、
息子の分離不安はよくなるどころか、
悪化しているように思っていた。
こんな毎日は嫌だ。なにかを変えないと
親子共にダメになる。
そんな危機感から、
ネット検索、食事療法、学習支援
いろんなアプローチ方法がある中で見つけたのが、
「発達科学コミュニケーション」でした。

変わるべきは、息子ではなく私でした
おうちで子どもを伸ばせる!!
そんなことできるの?と母子登校を卒業しているトレーナーさんの
メールマガジンを登録。
毎日届く、メール講座を隅々まで読み、
メールに励まされながら、母子登校を続けていました。
母子登校をしていた私は、
個別相談に行きたくても、
予定が読めない息子がいるため、
相談ができない日々が続きましたが、
もうこんな生活からいい加減抜け出したかった。
兄弟が家にいる日なら
なんとかなるかもしれない。と
個別相談に申し込み、
受講を決めました。
「子どもに気づかれることなく、発達支援ができる」
この一文に、私は心をつかまれました。
私が変わることで、息子の世界が変わるかもしれない。
そう思えた瞬間でした。
これまで必死にドリルや学習に取り組ませていたけれど、
一番大切なのは、「どんな言葉を、どんな表情で届けているか」だったんです。
3日目に「お母さん優しくなったね」の言葉を引き出しました!
学校に行くのは当たり前。いかないなんてありえない!!
しっかりしつけなければ!と思っていた私は、
しつけなきゃ!という思いを一旦外して、学校に行かせたいという思いも
一旦外して、
肯定の声かけを実践しました。
1年間笑えなかった私、
「笑顔でいることが一番大変だった」
ですが私は、作り笑いでもいいからと、鏡の前で練習しました。
息子のできていることを探し、言葉にして伝えるようにしました。
「〇〇できたね」「よくがんばったね」
すると、たった3日目で、息子から
「お母さん、優しくなったね」
と言われたんです。
もう、衝撃の一言でした。
「〇〇しなさい!」としつけの声かけをやめて、
「〇〇できたね!」と伝えるように変えるだけで
こんなに変化が出るんだ。と
驚いたことを今でも覚えています。
そしてここから、
息子のいいところ探しが
楽しくなっていきました。

関わり方を知れば、未来はきっと変えられる
「〇〇しなさい!!」このしつけの声かけは分離不安の息子には
通用しない。ということを身をもって体験したことが
初めてでした。
この言い方しか知らなかったんです。
関わり方を知らないことで、
息子を追い詰めていたことに気づきました。
「〇〇しなさい!」は、分離不安の子には届かない。
この体験が、私に新しい関わり方を教えてくれました。
私たちは、子育てを誰かにきちんと教わったことがありません。
だからこそ、迷いながらでも「知る」こと、「実践する」ことで道がひらける。
今、私は息子と一緒に「できた!」を見つけながら、未来を描いていけるようになりました。