ほめたら、怒る」
「話しても、すぐに手が出る」
毎日、癇癪に振り回されて、
私もどう接したらいいのかわからなくなっていました。
ですが発コミュを学んで、少しずつ光が見えてきたんです。
発コミュを学んで、お子さんの変化を教えてください。
以前は、褒めると怒っていた子どもが、「うん…」とうなずきながらはにかむ姿を見せてくれるようになりました。
癇癪を起こしながらも、私の話に耳を傾けようとする様子も見られました。
「同じトーンで伝える」という関わりを意識すると、しぶしぶでも指示に応じて動いてくれるように。
そして、殴りかかろうとした手を、自分で止めようとする瞬間も。
もちろん、まだ波はありますが、癇癪の強さがマイルドな日も増えてきました。
発コミュを学んで、ご自身の考え方・感情の変化や行動の変化を教えてください。
以前の私は、つい怒鳴ったり、急かしたり。
でも、それでは子どもがさらにパニックになるだけだとわかりました。
今は、まず**「できていることを見つけて褒めてから」伝える**ようにしています。
すると、子どもが動いてくれやすくなるんです。
また、子どもたちを前よりもよく観察するようになり、
「この子は、この子なりに苦しんでいるんだ」と気づけるようになりました。
お子様の困った対応を思い出して、「今だったら、こう対応する」という接し方を教えてください。
癇癪を起こしている子どもに対しては、
まず気持ちを受け止めて、言葉にしてあげること。
そして、これからどうなるのかという見通しを、最初から伝えてあげること。
その2つを大切にすることで、ずいぶん関わり方が変わりました。
ご自身にとって、発コミュのどのような点が役立ちましたか?
とにかく、声かけが具体的でわかりやすい。
そして、脳の特性についても詳しく教えてもらえたことが、私にとってとても大きかったです。
これからさらに、お子さんのどんなところを成長させたいと思っていますか?
これからは、子どもが自分の気持ちをもう少し言葉にできるように。
自分の中でモヤモヤが溜まりすぎる前に、少しでも「今こうなんだ」って言える力を育てていけたらと思っています。
「変わらないんじゃないか」と思っていたあの日から、
今は「少しずつだけど、変われる」と思えるようになりました。