三男の母子登校をきっかけに家族の不調が始まり、家の中がギスギス。このままじゃ、家族が壊れると思った我が家の笑顔を取り戻せたのは、「あの一歩」を踏み出したから。母子登校から始まってから数年後の我が家の変化の記録です。
「このままじゃイヤ」からすべてが始まりました
いつからスタートでも、
遅くありません。
「このままじゃイヤだ」と思った時が、
子育てを見つめ直すタイミング。
私が子育てを見つめ直したのは、
三男の「登校しぶり」と「母子登校」がきっかけでした。

母子登校の日々と、兄たちのまなざし
当時、上の2人の兄は小学校6年生と4年生。
三男に付き添って学校へ行くと、廊下で兄たちとすれ違います。
そのときの反応は…
・「また来てるの?」という顔をする
・完全にスルーされる
・たまに、目が合ってニヤリ
いろんな日がありました。
でも、彼らの中にきっとたくさんの思いがあったと思います。
家に帰ると、よくこう聞かれていました。
「いつまで一緒に行くの?」
ですが、私は、すぐに答えられませんでした。
ついには「そんなの、お母さんにもわからん!」と怒り口調で返すことも…。
子どもたちが次々に不調に
そんなとき、長男に「お腹が痛い」が始まりました。
正直な気持ちは、「休ませたくない」。
なぜなら、三男だけでも手一杯だったのに、
これ以上休む子が増えたら私が耐えられないと思っていたからです。
そしてまるで順番を待っていたかのように、次男も不調に。
朝、起きてこない。
「母子登校が家族全体に影響している」
その事実に気づいた私は思いました。
このままでは、みんなが辛くなる。
なんとかしたい。
発達科学コミュニケーションのレクチャーでの言葉
1回目のレクチャーで、衝撃的な言葉を聞きました。
発コミュをする対象に「例外」はなく、発達障害や二次障害の有無にかかわらず使用可能
三男だけじゃない。
「お腹が痛い」と言っていた長男にも、
朝起きられなかった次男にも、
発コミュのアプローチは必要だったんです。
それまでは、感情的に怒ることもありました。
でも、それではうまくいかない。
発コミュは「与えるコミュニケーション」。
相手に気づきを与え、学びにつなげる方法です。
これだ!
こんな方法があったなんて!と、
私はワクワクしました。
4人の子ども全員に、私は発コミュを続けました。

数年後、長男との会話で発コミュの成果を実感しました!
今、長男は高校2年生、次男は中学3年生になりました。
そして、先日ふと長男がこう言ったんです。
長男「前は怒ってたもんね」
あんな風にギスギスしていた家族が、
今ではこんな会話、本音での会話を交わせるようになった。
すぐすぐには変化が見えない子育てですが、
ふとした時に、「できた!」を実感するタイミングがきます。
なんか頑張ったご褒美みたいな瞬間がふいにくるんですよね。
あの時「変わろう」と思った私へ
あのとき、あの一歩を踏み出していなかったら、
今の関係はきっとなかったと思います。
「このままじゃイヤ!」と思ったときが、すべてのはじまり。
子育ては、いつからでもやり直せます。
ほんの少しの学びと、実践で、家族は変わっていけます。
これからは、
私が今困っているママたちのサポートをしていきたい。
乗り越えるお手伝いをしたい。
そんな気持ちで発信しています。