急に冷え込む日が
増えてきましたね。
この時期になると、
朝の「起きて〜!」バトルが
増えていませんか?
「早く起きて!」
「なんで起きないの!」
そんな声かけから、
イライラで一日が始まる…
実は、
そんなご家庭がとても多いんです。
ASDキッズの多くは低覚醒タイプ。
朝は特に、
頭も体もゆっくりモード。
無理やり起こそうとすると、
余計に拒否反応が出やすい特徴が
あります。
つまり、
「がんばって起こしてるのに
うまくいかない…」
その理由は、性格の問題ではなく
脳の特性なんです。
ASDキッズに関係なく、
寒くなると起きるのって
苦痛ですよね?
わが家は4人いますが、
朝はみんな苦手です Σ(‘◉⌓◉’)
声かけを
全く意識していなかった頃の朝は、とにかく戦場のようでした。
「朝だよ!起きて!」
「何回言えば起きるの?」
「ほら、時間ない!」
「遅れるよ!」
やっと起きた子どもたちには、
「間に合うの?」
「ご飯冷めたし」
「起きれないなら早く寝なさい!」と小言の連発。
結果、子どもたちは朝から不機嫌。
黙ってご飯を食べ、
笑顔のない朝が続いていました。
子育てを学び始めて気づいたのは、
自分の声かけが、
子どもたちの朝を
どんよりさせていたということ。
まるで口うるさい上司の
ようだったんです。
そこから、
私が実践して効果を感じた
3つのコツをご紹介します。
① スキンシップで起こす
近づいてトントンしたり、
そっと手を握る。
スキンシップがあると自然に声のトーンが穏やかになり、
大声で起こす必要がなくなります。
② すぐに起きないことを前提にする
ASDキッズの多くは、
脳の「覚醒リズム」が
ゆっくりなタイプ。
朝はまだ「おやすみモード」で、
感覚も動く準備ができていません。
急にカーテンを開けたり、
身体を揺すったりすると、
強いストレス反応が出ることも。
「怠けている」
「甘えている」わけではなく、
脳が目覚めるまでに時間がかかる
だけなんです。
③ 実況中継で声かけする
「お!右目が開きそう!」
「伸びしてるね〜!」
「お、起き上がれそう!」
できている行動を実況して
言葉にすることで、
子どもは自分はできてると
気づきやすくなり、
小さな自信につながります。
そして目が合った瞬間には、
「おはよう!起きれたね!」と
笑顔で肯定の声かけを。
朝は、
大声でエネルギーを使う時間ではなく、親子の関係を温める時間。
省エネ声かけで乗り切りましょう。
焦らず一歩ずつ。


